2024年
3月9日~
3月15日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
違う惑星の変な恋人
©「違う惑星の変な恋⼈」製作委員会
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
初日舞台挨拶
3月9日(土) 15:00の回上映後
ゲスト:
平井亜門
さん(特別ゲスト)
小林栄子
さん(シネマテークたかさき支配人)
木村聡志
監督
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼント
違う惑星の変な名作オマージュポストカード
※ご入場時に先着で、お一人様につき、一枚のお渡しとなります。
※2種のいずれかランダムに配布いたします。絵柄は選べません。
※在庫がなくなり次第終了となります。ご了承ください。
ああ言えばこう言う
不毛な会話が続き、時折芯を食った台詞やスポーツ界の偉人たちの名言を放つ登場人物たちに共感したり呆れたりしているうちに、単なる恋愛映画という枠を超えて、人間の「ダメさ」と「愛おしさ」の迷宮へと誘われていく本作。
その極めてストレンジポップな味わいの恋愛映画を手がけるのは、199分に及ぶ恋愛群像劇『恋愛依存症の女』が劇場動員記録を塗り替え、第2作『階段の先には踊り場がある』で商業デビューを果たした木村聡志。
最新作となる本作は、巧妙に仕掛けられた等身大の台詞の応酬や構成に磨きがかかり、散りばめられた映画やサッカーへのオマージュの楽しさも相まって、第36回東京国際映画祭・アジアの未来部門でのワールドプレミア上映では笑いを堪えきれない人が続出。上映後のQ&Aでも観客から深い考察が繰り広げられるなど予想以上に大きな反響を得た。
キャストには映画『女子高生に殺されたい』、TVドラマ「ファイトソング」、TVドラマ「最高の教師1年後、私は生徒に■された」など話題作への出演が続き、本作が映画初主演となる莉子。共演にはドラマ・映画・舞台で注目を集める筧美和子、『偶然と想像』『愛なのに』『サタデー・フィクション』ほか近年の話題作への出演が相次ぐ中島歩、TVドラマ「君の花になる」「ばらかもん」の綱啓永、『愛なのに』に続き本作の主題歌も担当するミュージシャン・みらんという異色メンバーが集結。抜群のパスワークで観客を魅力する。
同じ美容室で働くむっちゃんとグリコは音楽の趣味をきっかけに意気投合した頃、復縁を迫っているらしいグリコの元彼・モーが美容室に挙動不審さMAXで現れる。後日、グリコはミュージシャン・ナカヤマシューコのライブで旧知のベンジーと再会するが、同行していたむっちゃんがベンジーに一目惚れしてしまい・・・・・・。
(上映時間:116分)
2024年
3月2日~3月15日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ポトフ 美食家と料理人
©2023 CURIOSA FILMS – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA
19世紀末、フランス。森の中に佇む美しいシャトーに暮らす有名な美食家ドダンと天才料理人ウージェニーが、究極のメニューを次々と創り出す。ウージェニーを演じるのはオスカー女優のジュリエット・ビノシュ(『ショコラ』『真実』)、ドダンにはブノワ・マジメル(『ピアニスト』『愛する人に伝える言葉』)。深い絆と信頼で結ばれ互いをリスペクトしているが、プロとして自立しているウージェニーは、ドダンのプロポーズを断り続けてきた。そんな二人の料理への情熱と愛の行方が描かれる。
監督は繊細な映像美で高く評価されるトラン・アン・ユン(『青いパパイヤの香り』『夏至』『ノルウェイの森』)。調理過程の撮影はワンカット、魚や肉を焼く音が音楽、ミシュラン三つ星シェフのピエール・ガニェールが完全監修。新たな文化が繁栄した時代"ベル・エポック"に、“美食”もまた芸術のひとつとして追求された。つまり、〈食〉とは一大エンターテインメントだということ。その深さと楽しさを存分に堪能させてくれる、〈新たなるグルメ映画の傑作〉が誕生した!
〈食〉を追求し芸術にまで高めた美食家ドダンと、彼が閃いたメニューを完璧に再現する料理人ウージェニー。二人が生み出した極上の料理は人々を驚かせ、類まれなる才能への熱狂はヨーロッパ各国にまで広がっていた。ある時、ユーラシア皇太子から晩餐会に招待されたドダンは、豪華なだけで論理もテーマもない大量の料理にうんざりする。〈食〉の真髄を示すべく、最もシンプルな料理〈ポトフ〉で皇太子をもてなすとウージェニーに打ち明けるドダン。だが、そんな中、ウージェニーが倒れてしまう。ドダンは人生初の挑戦として、すべて自分の手で作る渾身の料理で、愛するウージェニーを元気づけようと決意するのだが
── 。
(上映時間:136分)
2024年
3月9日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
このハンバーガー、
ピクルス忘れてる。
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
舞台挨拶
3月9日(土) 13:10の回上映後
ゲスト:
平井亜門
さん(主演)
木村聡志
監督
木村聡志監督によるTOKYO
MXの深夜ドラマ”Treatment”シリーズの1本として制作され、SNS等での大好評につき異例の再放送を経て、劇場版として再誕!主演は「階段の先には踊り場がある」の先輩(平井亜門)、ヒロインに木村組初登場の石川瑠華、森ふた葉。同じく「違う惑星の変な恋人」で坂ノ上茜が演じた澤=喫茶店員の妹でバー店員の澤にまるぴが扮し、「階段の先には踊り場がある」の多部ちゃん(手島実優)、「違う惑星の変な恋人」のベンジー(中島歩)までもが登場。時系列も関係性もこんがらがった恋愛群像、ストイックな域にある徹底的に1:1の会話劇で構築されたともいえる逸品であり、「違う惑星の変な恋人」と同じ劇伴(渡辺雄司)、みらんによる主題歌「恋をして」(Acoustic
Version)まで含めてKCU(キムラ・シネマティック・ユニバース)入門編とも言える一作となっている。
(上映時間:80分)
2024年
3月2日~3月8日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
サタデー・フィクション
©YINGFILMS
ロウ・イエ監督の第11作目に当たる本作『サタデー・フィクション』は、2019年の第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作である。
上海出身のロウ・イエ監督は国際的にデビューした『ふたりの人魚』(2001)で上海の蘇州川の水中ダンサーに恋する男を描き、『パープル・バタフライ』(2003)では、チャン・ツィイーと仲村トオルを起用し、1939年日本軍占領下の上海を描いた。
本作『サタデー・フィクション』は、再び上海を舞台にし、映画の冒頭「1937年11月に上海は陥落したが日本軍の侵入を免れた英仏租界は“孤島”と呼ばれていた」という説明が表示され、太平洋戦争開戦7日前の1941年12月1日から映画は始まる。
監督が一度は挑戦したかったという映画の原点でもあるモノクロ映像を用い、映画音楽を一切排したストイックなつくり。「蘭心大劇場」「キャセイ・ホテル」など当時からある選りすぐりの建物をロケ地として、スタイリッシュな本格スパイ映画が完成した。原作は、ロウ・イエ監督とプロデューサーのマー・インリーの友人でもあるホン・インの小説『上海の死』で描かれる女スパイの物語を脚色し、その脚色した物語の中での演劇公演の物語の主役に横光利一の『上海』中国共産党の女性闘士・芳秋蘭(コン・リー)の設定を採用している。
魔都と呼ばれていた上海は当時、欧米中日各国の諜報部員が暗躍する都市だった。フランス諜報部員に女スパイとして育てられたユー・ジンの使命は暗号変更のため上海にやってきた日本海軍少佐古谷三郎(オダギリジョー)から太平洋戦争の奇襲作戦の場所を聞き出すことだった。古谷の日本で亡くなった美代子にそっくりなユー・ジンを利用してのマジックミラー計画が始まるのだった。
(上映時間:127分)
2024年
2月24日~3月8日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ゴーストワールド
© 2001 Orion Pictures Distribution Corporation. All Rights Reserved.
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼントあり
(オリジナルポストカード2種)
※先着順
※絵柄は選べません
※なくなり次第終了
2001年、当時は新しい“低体温系”青春映画として大ヒットを記録した『ゴーストワールド』は、70年代のカルト・コミック「フリッツ・ザ・キャット」原作者ロバート・クラムを描いた『クラム』(94)などドキュメンタリーに定評のあるテリー・ツワイゴフによる初の長編フィクション。原作は、アメリカで「ティーンエイジャーのバイブル」として高い人気を誇ったダニエル・クロウズの同名グラフィック・ノベルだ。
主演は『アメリカン・ビューティー』(99)での演技が絶賛されたソーラ・バーチと、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)で脚光を浴び、近年は『アベンジャーズ』シリーズにも出演するなど、いまやハリウッドを代表するスター俳優として躍進を遂げたスカーレット・ヨハンソン。撮影当時、バーチは17歳、ヨハンソンは15歳。すぐに意気投合したという二人の等身大の瑞々しい演技をおさめた貴重なフィルムでもある。そのほか、『レザボア・ドッグズ』(92)や『アルマゲドン』(98)など特異な存在感を放つ実力派バイプレイヤーのスティーヴ・ブシェミ、『ゴールデンボーイ』(98)や『BULLY ブリー』(01)などの作品で知られ、2008年に急逝したブラッド・レンフロが参加している。また、原作者であるダニエル・クロウズはツワイゴフ監督と共同で脚本を執筆、2002年のアカデミー脚色賞をはじめとして多くの賞にノミネートされるなど高く評価された。
近年では「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019~/ドラマシリーズ)などの作品にも影響を与え、さらには「時代を先取りしていた (Los Angeles
Magazine)」として再評価が進み、若い世代にも愛される作品となった。
また、『ゴーストワールド』は、2023年には長らく入手困難だった原作コミック日本版の第4刷が5月に発売、廃盤となって久しかったDVDと初BDも7月28日(金)より発売となった。オフビートで個性的なキャラクターたち、名言が散りばめられた脚本、そのほか50種以上のコーディネートを披露する二人のファッションや、ヴィンテージの名曲を集めた多彩なサウンドトラックなど、今もなお色褪せない魅力に満ちた、21世紀で最も熱狂的に愛される伝説的傑作の一本だ。
(上映時間:111分)
2024年
2月17日~
3月1日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ビヨンド・ユートピア 脱北
© TGW7N, LLC 2023 All Rights Reserved
2023年サンダンス映画祭にて開催直前までシークレット作品として詳細を伏せられてきた1本のドキュメンタリーが、世界中から集った映画ファンや評論家、映画関係者達を震撼させた。それが北朝鮮脱北者の過酷な旅の実態が生々しく記録された恐るべき、そして映像的にも非常に貴重な作品『ビヨンド・ユートピア
脱北』である。
1949年9月の建国以来、70年以上にわたり北朝鮮社会を支配してきた金日成の一族は、国家を閉鎖された状態に保ってきた。北朝鮮に住む人々はそこが「地上の楽園」だと信じ、最高指導者である金一族を神と同等の存在として敬い慕う。しかし、一糸乱れぬ壮大なマス・ゲームや、華々しい軍事パレードの裏側で、ナチスのアウシュビッツやソ連のグラーグを模した強制収容所の存在、密告や拷問、処刑、飢えや貧困といったおぞましい人権侵害の数々が報告されている。
この映画の中心となるのは、祖国北朝鮮を離れいくつもの国境や川、険しい山岳地帯を超えて危険な旅に乗り出す2人の幼い子どもと80代の老婆を含む5人の家族、国に残して来た子どもとの再会を切望する母親、そして、自由を求める彼らを強い使命感をもって支援する人々だ。
実に50人以上のブローカーが協力し、脱北ののち中国、ベトナム、ラオス、タイの4カ国を経由し最終目的地である韓国を目指す、総移動距離1万2千キロメートルの決死の脱出作戦が展開される。再現シーンは一切なく、撮影は制作陣のほか地下ネットワークの人々によって行われ、一部の詳細は関係者の安全のために伏せられている。スマートフォンや折りたたみ式携帯電話で撮影された映像は生々しく、いつどんな形で生死の分かれ目が訪れてもおかしくない、これ以上ないほどのスリルと危険に満ちている。
(上映時間:115分)
2024年
2月17日~3月1日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
遠いところ
沖縄では、一人当たりの県民所得が全国で最下位。子ども(17歳以下)の相対的貧困率は28.9%であり、非正規労働者の割合や、ひとり親世帯(母子・父子世帯)の比率でも全国1位(2022年5月公表「沖縄子ども調査」)。さらに、若年層(19歳以下)の出産率でも全国1位となっているように、窮状は若年層に及んでいる。『遠いところ』は、そんな沖縄市のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイ(花瀬琴音)が、社会の過酷な現実に直面する姿を描き、全編沖縄ロケにこだわって撮影された。
本作の監督は長編デビュー作『アイム・クレイジー』(19)で、第22回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。森田芳光、滝田洋二郎、行定勲、白石和彌など、日本映画界を代表する映画監督の現場で助監督を務めてきた。
長編映画3作目の『遠いところ』は、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品。約1200席ある上映会場のチケットは事前に完売。上映後は約8分間にわたるスタンディング・オベーションによって、観客から熱狂的に迎えられた。
沖縄県・コザ。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らし。
おばあに健吾を預け、生活のため友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイだったが、 建築現場で働いていた夫のマサヤは不満を漏らし仕事を辞め、アオイの収入だけの生活は益々苦しくなっていく。
マサヤは新たな仕事を探そうともせず、いつしかアオイへ暴力を振るうようになっていた。
そんな中、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。
悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかず、さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける―
若くして母となった少女が、連鎖する貧困や暴力に抗おうともがく日々の中で たどり着いた未来とは。
(上映時間:128分)
2024年
2月17日~2月23日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
女優は泣かない
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
初日舞台挨拶決定
2月17日(土) 12:50の回上映後
ゲスト:有働佳史
監督
CMディレクターであり、「働かざる者たち」「おしゃれの答えがわからない」「面白南極料理人」「賭けからはじまるサヨナラの恋」など数々のドラマ作品の脚本・監督を手がけてきた有働佳史が、生まれ育った熊本・荒尾を舞台に長編映画初監督に挑んだヒューマンコメディ『女優は泣かない』。
スキャンダルで女優の仕事を失った梨枝は、ドラマ部志望の若手ディレクター・咲と共に“女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる”
密着ドキュメンタリー撮影に渋々挑むことに。互いに衝突しながらも、女優復帰と希望部署への異動をかけて再起を図ろうとするが……。
主演は、『鋼の錬金術師 完結編
最後の錬成』『あちらにいる鬼』『スイート・マイホーム』と出演作が相次ぐ蓮佛美沙子。共演に、『サマーフィルムにのって』「お耳に合いましたら。」「旅するサンドイッチ」「宝飾時計」など映画やドラマ、舞台と幅広く活躍する伊藤万理華、2024年のNHK連続テレビ小説「虎に翼」、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の公開も控える上川周作。そのほか、三倉茉奈、吉田仁人、青木ラブ、幸田尚子、福山翔大、緋田康人、浜野謙太、宮崎美子、升毅ほか個性豊かな俳優陣が顔をそろえた。そして、主題歌は在日ファンクの「注意
feat. 橋本絵莉子」に決定。本作のためにVo.浜野謙太と元チャットモンチーの橋本絵莉子のデュエット曲として新録された。
有働監督が、長編映画初監督作の舞台に選んだのは、生まれ育った熊本・荒尾市。脚本完成に2年近くを費やし、2021年8月に一度クランクインするも、コロナ禍の影響で、2日目にして撮影中断。その後、1年3ヶ月を経て、2022年10月末に再クランクイン。企画立案から、完成まで6年。まさに有働の「地元で映画を撮る」という執念が生み出した渾身の一作だ。
がけっぷちの女性2人が、家族の問題や才能の限界などの厳しい現実に直面しながらも、“プロの仕事”をまっとうしようと奮闘し、やがて自分を認めてくれる場所を再発見する姿は、観る人をあたたかく穏やかな気持ちで包んでくれる。
(上映時間:117分)
2024年
2月5日(月)、2月10日(土)、
2月15日(木)
※火曜日、水曜日定休
SEIJUN RETURNS in 4K
陽炎座
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼント
上映期間中、『SEIJUN RETURNS in 4K』全3作品をご覧の方に
【4Kデジタル完全修復版『ツィゴイネルワイゼン』B2ポスター】
をプレゼント!(なくなり次第終了)
※受付にて全3作品のチケットをご提示ください。
※当館の有料チケットのみ有効です。
大正末年の1926年。新派の劇作家・松崎春孤(松田優作)は、落とした付け文が縁で品子(大楠道代)という美しい女に会う。その後三度続いた出会いをパトロンの玉脇(中村嘉葎雄)に話すが、品子と一夜を共にした部屋が、玉脇の邸宅の一室とそっくりなことを発見して…。〈清順美学〉と豪華な俳優陣との邂逅によって、より妖艶に、より耽美な映像世界が繰り広げられている
【浪漫三部作】の第二作。奔放華麗な色彩美と意表をついた映像は「フィルム歌舞伎」とも呼ばれ、驚きとともに大きな喝采を浴びた。美しい女たちの愛と憎しみの渦に翻弄される男を演じた松田優作には、他の出演映画では見ることが出来ない、弱い男ゆえの魅力に満ち溢れている。原作は耽美派的世界の巨匠・泉鏡花の同名小説。『ツィゴイネルワイゼン』に引き続き田中陽造が脚本を担当。
(上映時間:139分)
2024年
2月4日(日)、2月9日(金)、
2月12日(月・祝)
※火曜日、水曜日定休
SEIJUN RETURNS in 4K
ツィゴイネルワイゼン
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼント
上映期間中、『SEIJUN RETURNS in 4K』全3作品をご覧の方に
【4Kデジタル完全修復版『ツィゴイネルワイゼン』B2ポスター】
をプレゼント!(なくなり次第終了)
※受付にて全3作品のチケットをご提示ください。
※当館の有料チケットのみ有効です。
士官学校教授の青地(藤田敏八)と無頼の友人・中砂(原田芳雄)を中心に、青地の妻周子(大楠道代)、中砂の妻と後妻(大谷直子の二役)をめぐる幻想譚が、妖しくも美しく描かれる本作。内田百閒(うちだひゃっけん)の「サラサーテの盤」ほかいくつかの短篇小説を、生と死、時間と空間、現実と幻想のなかを彷徨う物語として田中陽造が見事に脚色。1980年、東京タワーの足下に設営されたドーム型移動映画館シネマ・プラセットの初製作・上映作品として、単館上映としては異例の約10万人の動員を記録。第31回ベルリン国際映画祭審査員特別賞をはじめ、第4回日本アカデミー賞最優秀作品賞、1980年度 キネマ旬報ベストテン日本映画第1位など、国内の映画賞を独占した。
(上映時間:144分)
2024年
2月3日(土)、2月8日(木)、
2月11日(日)、2月16日(金)
※火曜日、水曜日定休
SEIJUN RETURNS in 4K
夢二
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼント
上映期間中、『SEIJUN RETURNS in 4K』全3作品をご覧の方に
【4Kデジタル完全修復版『ツィゴイネルワイゼン』B2ポスター】
をプレゼント!(なくなり次第終了)
※受付にて全3作品のチケットをご提示ください。
※当館の有料チケットのみ有効です。
画家・竹久夢二(沢田研二)は恋人の彦乃(宮崎萬純)と駆け落ちするため、金沢近郊の湖畔へと向かう。だが彦乃は現れず、湖上で夫の死体が浮かび上がるのを待つ女・巴代(毬谷友子)と出会う。逢瀬を重ねる夢二と巴代だったが、巴代の夫・脇屋(原田芳雄)の影が忍び寄り…。芸術家ゆえの苦悩に苛まれながらも、紙風船のごとく軽やかに色香をただよわせる男を『カポネ大いに泣く』につづいて沢田研二が見事に演じる。赤く染まる紅葉の金沢を舞台に、妖艶かつ壮大な幻惑譚が繰り広げられ、【浪漫三部作】の掉尾を華麗に飾る。宝塚歌劇団でトップを極めた毬谷友子が主役級での映画初出演を果たし、『太陽を盗んだ男』の監督ゴジこと長谷川和彦が俳優デビュー、そして坂東玉三郎は初の本格的な「男役」での登場と、清順映画ならではの豪華な顔ぶれがスクリーンを彩り、いよいよ華麗な、目も綾なスペクタクルの花火が打ち上がる!
(上映時間:128分)
2024年
2月3日(土)~2月16日(金)
※火曜日、水曜日定休
弟は僕のヒーロー
©COPYRIGHT 2019 PACO CINEMATOGRAFICA S.R.L. NEO ART PRODUCCIONES S.L.
2月10日(土)~2月16日(金)※火曜日、水曜日休館
(1)12:30~14:17
※予告5分
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
2月10日~3月8日:スケジュールPDFファイルはこちら
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼントあり
(絵本作家・ヨシタケシンスケさん描きおろしイラスト特製ポストカード)
※先着順
※なくなり次第終了
ライブ音声ガイド付き上映
2月16日(金)12:30の回
ガイド:声なびシネマわかばさん
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
ダウン症の弟を持つ高校生のジャコモ・マッツァリオールが2015年3月21日「世界ダウン症の日」に合わせてYouTubeで公開したショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』がたちまちイタリア国内外で再生回数60万回を超え、大手出版社が書籍化、イタリアで25万部を超えるべストセラーに。日本でも2017年に小学館より邦訳版が刊行され、絵本作家ヨシタケシンスケが装画を担当している。本作はそんな大人気書籍の待望の映画化作品だ。イタリアを代表する人気俳優アレッサンドロ・ガスマン、ペドロ・アルモドバル監督作品常連のロッシ・デ・パルマなど豪華キャストが集結!弟との波乱万丈な日々と家族の成長を描く、この冬一番のハートウォーミングストーリー。
5歳のジャックは初めてできた弟に大喜び、しかし両親から弟ジョーは「特別」な子だと聞かされる。ジョーがスーパーヒーローだと信じるジャックだが、やがて「特別」の意味を知り、思春期を迎えると弟の存在を隠すようになる。ある日、好きな子を前についてしまった嘘が、家族や友達、町全体を巻き込んで、やがて取り返しのつかない事件となり――。
(上映時間:102分)
2024年
2月3日(土)~2月16日(金)
※火曜日、水曜日定休
ほかげ
©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2月10日(土)~2月16日(金)※火曜日、水曜日休館
(1)10:30~12:10
※予告5分
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
2月10日~3月8日:スケジュールPDFファイルはこちら
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
塚本監督舞台挨拶決定
2月4日(日) 15:30の回上映後
ゲスト:塚本晋也
監督
聞き手:渋谷哲也
氏
『鉄男』でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』、その流れを汲んだ本作の舞台は『野火』の直後、終戦後の闇市。戦争で奪われたものと、絶望と闇を抱えたまま混沌の中で生きる人々を、映画はしたたかに描き出す。
主演は、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに抜擢され、今最も活躍が期待されている俳優、趣里。孤独と喪失を纏いながらも戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を繊細かつ大胆に演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を見事に表現した。片腕が動かない謎の男を演じるのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來。飄々としながらも奥底に蠢く怒りや悲しみを、唯一無二の存在感で示している。復員した若い兵士役にPFFグランプリ受賞作品『J005311』の監督でもある河野宏紀、戦争孤児を演じた塚尾桜雅は、一度見たら忘れられないその瞳で物語をより深く豊かに彩った。
人間の中に潜む暴力、分かち難く絡む死と生を描いてきた塚本晋也が今を生きる全ての者に問いかける祈りの物語。
(上映時間:95分)
2024年
1月27日(土)~2月2日(金)
※火曜日、水曜日定休
無理しない ケガしない 明日も仕事
新根室プロレス物語
©北海道文化放送
2006年に北海道根室市でおもちゃ屋を営むサムソン宮本を中心に結成されたプロレス団体・新根室プロレス。
プロレスをこよなく愛し、地元を元気にするために立ち上がったサムソンが、100万円のリングを勢いで購入し、神社のお祭りなどで興行をスタートさせたのが新根室プロレスのはじまりだった。所属メンバーは、おもちゃ屋を訪れサムソンと意気投合したお客さんをはじめ、地元の酪農家や会社員など様々だが、みんなに共通するのは“学生時代イケてなかった”ということ。そんなメンバーにスポットライトを当てるべく、サムソンはひとりひとりにリングネームを命名し、覆面をかぶせ、新根室プロレスのキャラクターとして新たな命を吹き込んだ!“無理しない
ケガしない 明日も仕事!”をモットーとしており、平日は仕事をしつつも休みの日にはプロレスを通じて個性を生かし光り輝いていく。
しかし、団体の人気がピークを迎えようとしていた2019年9月「難病・平滑筋肉腫と診断され・・・新根室プロレスを解散します」とサムソンから衝撃の告白が飛び出す。東京・新木場1stRINGで行われたサムソンの引退試合には、超満員の300人が詰めかけた。結成13年間の感謝を込めて13番勝負の全てを戦い抜いたサムソンは「病気を克服して必ずこのリングに帰ってきます」と言い残し、リングを降りた。しかし1年後、家族に見守られながら55歳でこの世を去ったのだった。サムソンの死から3年が経過した2022年10月、活動を休止していた新根室プロレスのメンバーは新木場1stRINGに再び姿を現すこととなり・・・!?
リーダー・サムソン宮本をはじめ新根室プロレスの熱い生き様を追ったのは北海道文化放送(uhb)。ナレーションは北海道出身であるTEAM NACSの安田顕が務める。
新根室プロレスの笑いと涙のエンターテイメントがスクリーンに映し出される!
(上映時間:79分)
2024年
1月20日(土)~2月2日(金)
※火曜日、水曜日定休
ショータイム!
© 2021 - ESCAZAL FILMS - TF1 STUDIO - APOLLO FILMS DISTRIBUTION - FRANCE 3
CINÉMA - AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA
3代続いていた農場を自分の代で終わらせられない。民事裁判所の判事から与えられた猶予はたったの2か月。まさに背水の陣。ここまで追いつめられて俄然力を発揮する人とそのまま沈んでしまう人がいる。人生の転機はほんのささいな偶然とひらめきから生まれるもの。潰れかけている農場の納屋を改装してそこにキャバレーを作ろうと奔走し、反対する人たちを納得させ、パフォーマーを集め、喧嘩を制裁して華やかなショーを演出する、そんなフランスの田舎であった実話をもとにしたこの作品は、笑いあり涙ありの娯楽映画である。
コロナが終息しつつあっても世界では戦争・紛争が絶えず不安なことばかりが続く、そんな2023年を泣いて笑って締めくくるのにふさわしい映画が公開される!
フランスの中南部、カンタル地方。ある朝、酪農家であり農場主のダヴィッドは地方裁判所の判事の元へ“出頭”する。このままでは3代続いた農場が経営危機により差し押さえられてしまうのだ。打開策が何もないまま判事に猶予を貰おうと懇願するダヴィッド。何とか2か月の猶予を勝ち取ったものの、途方に暮れて仲間とパブで酒を煽るしかなかった。その街からの帰り道、道端に明るく輝くネオンサインを見つける。『キャバレー』だった。虫が明るい所に引き寄せられるように店内に入っていくダヴィッド。そこで見たのは、ボニーという妖艶なダンサーが繰り広げる魅力的なパフォーマンスだった。ダヴィッドは、空いている納屋にキャバレーを作れば農場を売らずに済むと思いつく。
翌朝、ダヴィッドがボニーを訪ねて店に寄ってみるとボニーはボスと喧嘩をしてクビになっていた。行くところがないと察したダヴィッドはすかさず「ちょっと寄ってほしいところがある。ここから35キロ離れた農場なんだけど」とボニーに水を向ける。初めて会った、それも酪農家からの誘いにいぶかしがりながらもつい乗ってしまうボニー。覗いた納屋は想像通りの代物だった。
そこから、ダヴィッドが町中を回ってパフォーマーを探し、そしてボニーが演出担当の鬼となり、みるみるうちにステージのパフォーマンスが出来ていく。いよいよ明日がオープンとなった日、思いもよらない事態が起きてしまう…。
(上映時間:109分)
2024年
1月20日(土)~2月2日(金)
※火曜日、水曜日定休
駒田蒸留所へようこそ
©2023KOMA復活を願う会/DMM.com
『有頂天家族』の吉原正行が監督を務め、脚本は『物語』シリーズや『ソード・アート・オンライン』などを手がけた木澤行人・中本宗応、音楽を『ラブライブ!サンシャイン!!』『Dr.STONE』の劇中音楽を担当した加藤達也など、実力派スタッフが集結!さらにキャストは、蒸留所の社長・駒田琉生を早見沙織が、ニュースサイトの記者・高橋光太郎を小野賢章が演じるほか内田真礼、細田佳正ら、豪華声優陣が出演。
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』『白い砂のアクアトープ』—――。「働くこと」をテーマに日々奮闘するキャラクターを描いてきた“お仕事シリーズ”のP.A.WORKSが情熱を注いだ渾身のクラフト・アニメーションがここに完成!
先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生は経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と災害の影響で製造できなくなった「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキー“KOMA”の復活を目指し日々奮闘していた―—。
そこに、やりたいことも見出せず職を転々としてきたニュースサイトの記者・高橋光太郎が取材にやってくるが…。
(上映時間:91分)
2024年
1月20日(土)~2月2日(金)
※火曜日、水曜日定休
枯れ葉
© Sputnik Photo: Malla Hukkanen
※イベントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼント
(オリジナルポストカード)あり
※先着順
※絵柄は選べません
※なくなり次第終了
2017年、『希望のかなた』のプロモーション中に監督引退宣言をし、世界中のファンを悲嘆に暮れさせたアキ・カウリスマキ。それから6年、監督カウリスマキはあっけらかんと私たちの前に帰ってきた。可笑しみと切実さに満ちた、最高のラブストーリーを連れて。新作『枯れ葉』の主人公は、孤独さを抱えながら生きる女と男。ヘルシンキの街で、アンサは理不尽な理由から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いている。ある夜、ふたりはカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける。果たしてふたりは、無事に再会を果たし想いを通じ合わせることができるのか? いくつもの回り道を経て、物語はカウリスマキ流の最高のハッピーエンドにたどりつく。
(上映時間:81分)
2024年
1月13日(土)~1月26日(金)
※火曜日、水曜日定休
ルパン三世
カリオストロの城
原作:モンキー・パンチ/監督:宮崎駿/脚本:宮崎駿、山崎晴哉/作画監督:大塚康生/音楽:大野雄二
ある国営カジノから五十億の札束をまんまと盗み出したルパンと次元だが、実はそれはゴート札と呼ばれる偽札だったのだ。そこでルパンは、ゴート札が発行されたカリオストロ公国を次のターゲットに決める。
ルパン達が公国の自然を楽しんでいると、二台の車が猛スピードで過ぎ去っていった。なぜかウエディング姿の少女が武装した男達に追われていたのだ。当然ながらルパンは少女の側につき、少女を救うのに成功した。しかし、わずかの隙に少女を奪われてしまう。その少女が忘れていった指輪を見て、ルパンは次元にこの公国で盗みを失敗したことがあるといった。
そしてルパン達は、その少女・クラリスがカリオストロ伯爵との婚礼が近いことを知る。
(上映時間:100分)
2024年
1月2日(火)~1月19日(金)
※火曜日、水曜日定休
アメリ
デジタルリマスター版
©Aalto Family ©FI 2020 - Euphoria Film
幼い頃からひとりぼっち。空想の世界で過ごしてきたアメリはそのまま大人になり、モンマルトルのアパルトマンで一人暮らしをしながらカフェで働いている。バスルームで発見した宝箱を持ち主に返す冒険をきっかけに、誰かを少しだけ幸せにするお節介をコッソリと始めた。そんなある日、アメリは捨てられた証明写真を収集する不思議な青年ニノと出会い、初めての感情に戸惑い始めて...。
フランス本国、日本、そして全世界でロングラン・ヒットとなった『アメリ』。2002年には映画界最高峰の祭典アカデミー賞®で外国語映画賞、美術賞など5部門にノミネートされるなど、世界の映画祭でも賞レースを席巻した。
日本公開は01年11月17日。女性ファッション誌やカルチャー誌がおしゃれでガーリーな『アメリ』を大々的に誌面で紹介し、前売り券は飛ぶように売れていく。そして公開当日。日本での上映館は今はなきミニシアター「シネマライズ渋谷」1館限定だった。『アメリ』を待ち焦がれていた人々が朝からスペイン坂の上から井の頭通りまで並び、「観たいのに観られない!」と悲鳴があがった。騒ぎを聞きつけたテレビのワイドショーや男性週刊誌も『アメリ』現象を追いかけて、『アメリ』はお茶の間も巻き込む社会現象と化していった。その後、全国160館の映画館で上映(再上映含む)されるなど、ミニシアター系映画としては異例の拡大公開を記録する。
同時に、赤と緑を基調にしたポップなインテリアや、オドレイ・トトゥが着こなすレトロなファッションに恋したファンに向けて、解説本にスタイルブック、サウンドトラックの楽譜集など関連書籍が続々とリリース。アメリのベッドサイドに置かれるミヒャエル・ゾーヴァの豚さんランプは高値で取引され、アメリの世界をリアルで体験できる聖地巡礼ツアーが企画されたり、『アメリ』はY2Kの日本で憧れの的になっていった。
22年振りにスクリーンから悪戯を仕掛ける『アメリ』。あの時の喜びと今だから見えてくる小さな“幸せ”をお見逃しなく!
(上映時間:121分)
2024年
1月2日(火)~1月19日(金)
※火曜日、水曜日定休
こんにちは、母さん
2020年、100周年を迎えた松竹映画。
『男はつらいよ』シリーズをはじめ、その長きに渡る歴史の中で松竹が描き続けてきたのは、
人の温かさを描いた人情の物語であり、【家族】の物語でした。そして、2023年。
変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない【親子】を描く映画『こんにちは、母さん』が完成しました。
本作のメガホンを取るのは、時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田洋次監督。
91歳にして90本目の監督作となる本作では、いまこの令和を生きる等身大の親子を心情豊かに描きます。
主演を務めるのは、1972年に公開された『男はつらいよ
柴又慕情』をはじめ、『母べえ』(08)『おとうと』(10)『母と暮せば』(15)など約50年間に渡って数々の山田洋次監督作品に出演し、日本映画界を共に牽引し続けてきた吉永小百合。
映画出演123本目となる本作で、下町に暮らす母・福江を演じます。
その息子・昭夫を演じるのは、数々の映画やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での好演が記憶に新しい、国民的人気俳優・大泉洋。
山田洋次監督映画への出演、吉永小百合との共演はともに初めてとなります。
『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、日本を代表する名女優・吉永小百合の集大成ともいえる本作。日本映画史に残る新たな名作が誕生致します。
(上映時間:110分)
2024年
1月2日(火)~1月12日(金)
※火曜日、水曜日定休
ヘル・レイザー
〈4K〉
© 1987 New World Pictures. All Rights Reserved.
※プレゼントは終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼント
(新デザインチラシ)あり
※先着順
※なくなり次第終了
『ハロウィン』『13日の金曜日』『死霊のはらわた』『エルム街の悪夢』など、70年代末から80年代を席巻したホラー映画シリーズのなかでも、最後期に登場、<幻想恐怖>という新しい概念を提示して世界を悪魔の呪縛に巻き込んだ80’sホラーの切り札『ヘル・レイザー』がとうとう4Kレストアを施した最新のニューマスターで35年ぶりに劇場に帰って来る。
永遠の苦痛と快楽を与える魔界への入り口を開くパズル・ボックス。魔界の魅力に魅せられてしまった者たちは、異次元から四体の魔道士=セノバイト、ピンヘッド、フィメール、チャタラー、バターボールを召喚してしまう。突如として血肉の断片と化す人問、ケロイド状の肉体となって蘇生する骸骨、生身の人間を餌食にしていく悪霊一一関わったすべての者が、気づかないうちに惨劇に足を踏み入れていく。人間の欲望をあざ笑うかのようなセノバイトたち。ホラー小説「血の本」シリーズで世界幻想文学大賞、英国幻想文学大賞を受賞、一大センセーションを巻き起こした英国の天才恐怖作家クライヴ・バーカーが、自身の原作・脚本の映画化であった『アンダーワールド』(85)『ロウヘッド・レックス』(86)の出来に落胆、溜め込んだフラストレーションを噴火させるべく、満を持して自らの手で自身の原作「ヘルバウント・ハート」を映画化して鬱憤を晴らした怒涛の初監督作。北米で1987年9月10日に公開されるや話題騒然の大ヒットを記録、スティーヴン・キングに「ホラーの未来をみた」と言わしめ、一大流血描写と、幻想美溢れる映像とSFX、斬新な世界観で、ホラー映画の歴史を塗り替えた。
(上映時間:94分)