2025年
12月 20日~
12月 26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
シブコレ4 ライフ・イズ・ビューティフル
※期間中4回上映
※トークのある回は一律1,700円
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
ロベルト・ベニーニが自ら監督・脚本・主演を務め、第71回(1999年)アカデミー賞®7部門にノミネートされ、主演男優賞、外国語映画賞、作曲賞の3部門を受賞。世界中の観客の心をつかみ、映画史に名を刻んだヒューマンドラマの名作。
物語の舞台は、第二次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人迫害の渦中、アウシュビッツ強制収容所に収容されたユダヤ系イタリア人の主人公グイドが、愛する息子ジョズエを守るため、過酷な状況の中でも「これはゲームなんだ」と嘘をつき、希望と笑いで包み込む——家族への深い愛情と人間の強さを描いた心揺さぶる感動作です。
1937年、トスカーナ地方の小さな町へやって来たユダヤ系イタリア人の陽気な男性グイドは、美しい小学校教師ドーラと運命的な出会いを果たす。いつも陽気で機転のきくグイドにドーラも心を奪われ、やがて2人は結婚。息子ジョズエも生まれ家族は幸せな日々を送るが、第2次大戦で駐留してきたナチスによって強制収容所へと連行されてしまう。グイドは幼いジョズエに悲惨な現実を悟られないよう、「これはゲームだ」と偽り、ひたすら陽気に振る舞いながら嘘をつき続けるが……。
(上映時間:117分)
2025年
12月 20日~
12月 26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
シブコレ4 サタンがおまえを待っている
※期間中3回上映
※トークのある回は一律1,700円
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
1980年から90年代にかけ、「幼い頃、悪魔崇拝の儀式の生贄に捧げられた」という告発が相次ぎ、アメリカで未曾有の大パニックが巻き起こった。被害者たちの証言によると、子どもに対し数々の残虐な儀式虐待が行われ、年間200万人もの子どもが犠牲になっていたといい、警察やFBIも動かす大騒動に発展していた。そのきっかけとなったのは、ミシェル・スミスという女性の体験を記した一冊の本だった。「ミシェル・リメンバーズ」と題されたその本には、ミシェルが退行催眠により思い出した幼少期の記憶―極めて残虐で恐ろしい悪魔崇拝儀式の内容―が記されていた。ローマ教皇にまで伝わったほど衝撃的内容は、テレビのバラエティやワイドショーでもセンセーショナルに取り上げられていきアメリカ全土を恐怖に染めていく・・・。
(上映時間:90分)
2025年
12月 20日~
12月 26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
シブコレ4 ロシュフォールの恋人たち
※期間中3回上映
※トークのある回は一律1,700円
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
カトリーヌ・ドヌーブとドヌーブの実姉フランソワーズ・ドルレアックが双子の姉妹役を演じた、1967年製作のミュージカル映画。監督は「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミで、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリスもアメリカから参加。年に一度のお祭りで賑わうロシュフォールの街で、美しい双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは運命の恋人の出現を待っていた。日本では1967年に劇場初公開。
(上映時間:127分)
2025年
12月 20日~
12月 26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
シブコレ4 ミシェル・ルグラン世界を変えた映画音楽家
※期間中3回上映
※トークのある回は一律1,700円
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
数々の映画音楽で後世に影響を与え続けている、フランスを代表する音楽家ミシェル・ルグラン。2019年に亡くなるまでの75年間の音楽人生の中で、特にジャック・ドゥミ監督とのコンビで名作映画を数多く生み出し、マイルス・デイヴィス、シャルル・アズナヴール、バーブラ・ストライサンドなど伝説的なアーティストとも共演を重ねてきた。
ジャン=リュック・ゴダールなどヌーヴェルヴァーグの監督たちから評価され、以後多くのフランス映画音楽を手掛ける。名声は海を越えハリウッドの映画音楽でも次々と成功を収め、『華麗なる賭け』(68)で第41回アカデミー歌曲賞、『思い出の夏』(71)では第44回アカデミー賞作曲賞を受賞し、計3度の受賞を誇る。『シェルブールの雨傘』(64)はセリフの代わりに全て音楽で物語を展開させるという画期的な手法で、第17回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。後にデイミアン・チャゼルが『ラ・ラ・ランド』(16)のモデルにしたことでも知られる。本作ではルグラン本人と関係者が映画を振り返る形で貴重な作曲の舞台裏が明かされる。練習において自他共に一切の妥協を許さない厳格な姿勢、数々の栄光に隠された挫折と苦悩など、これまで知ることのなかったルグランの姿も余すところなく描かれる。
死の直前まで日本でのブルーノート東京公演に情熱を燃やすなど、長年にわたる親日家として知られ、日本映画『ベルサイユのばら』(79)の音楽を手掛け、自身が60年代に作曲した「ディ・グ・ディン・ディン」は日本のCMで現在も親しまれている。日本にゆかりの深い世界的音楽家の人生最後の舞台までを描く。ルグランの生き様は、私たちに心揺さぶる感動と生きる指針を与えてくれる。
(上映時間:109分)
2025年
12月 20日~
12月 26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
シブコレ4 じぶん、まる!いっぽのはなし
©HERE&THERE
一般:1,700円
シニア:1,200円
月曜サービスデー:1,200円
パートナー50割引:2,400円
※その他の割引料金は通常と同じ
※トークのある回は一律1,700円
※期間中2回上映
※上映開始時間30分以降のご入場はできません
※予約不可、当日券のみ(イベント時は予約を受け付ける場合あり)
※ご来館の際はこちらをご一読ください
「ご来館時のお願い」
小さな頃からセクシュアリティに悩んできた田中一歩さん。
学校や民間団体などで、子どもたちと性の多様性から自分を考える、4歳以上を対象にした出前講座『じぶんをいきるためのるーる。』を子どもたちに届けよう!」を行ってきた。絵本やイラストを使うその講座は7年間で約1000回を超え、その輪はますます広がりを見せている。そんな一歩さんの活動と生き方に共鳴した映画作家・崟利子は1台のカメラを一歩さんの目の前に据え、ただただその言葉と表情を捉え続ける。
崟利子監督は、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された『オードI』(1998)『西天下茶屋・おおいし荘』(1999)を皮切りに映画制作を始め、『Blessed ─祝福─
』(2001)では、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞受賞するなど、一貫してインディペンデントな立場で数多くの作品を発表してきた、知られざる映画作家。本作が初の劇場公開作となる。
撮影を担当したのは、『セノーテ』『Underground
アンダーグラウンド』が話題となった映画作家、小田香。崟監督の希望で本作の撮影に起用された。また、音楽は京都を拠点に活動するデュオ、ふちがみとふなと。崟監督との長い交流から、そのシンプルながら力強い調べが映画に彩りを添える。
こぼれ落ちる言葉と風に揺れるカーテン、そして窓から射し込む光。少しずつ変化する時間の中で、いまを生きる一人の人生が浮かび上がってくる。
(上映時間:60分)
2025年
12月 13日~
12月 19日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
女性の休日
コラボ&割引
スペシャルコラボ
川越スカラ座の『女性の休日』半券をメッツァビレッジインフォーメーションご提示で「メッツァビレッジ
クーポンブック」プレゼント
メッツァビレッジ内各店舗のレシートを川越スカラ座でご提示で『女性の休日』一般料金(1,700円)から200円引き
レッドストッキング割
赤いストッキング(タイツ可)またはソックスを履いて『女性の休日』ご鑑賞の方は一般料金(1,700円)から200円引き
1975年10月24日、アイスランド全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ、前代未聞のムーブメント「女性の休日」。国は機能不全となり、女性がいないと社会がまわらないことを証明した。その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国(2025年世界経済フォーラム発表・ジェンダーギャップ指数16年連続1位。日本は118位)となり、女性大統領と女性首相が国を治めている(2025年現在)。世界に衝撃を与えた、運命の1日を振り返るドキュメンタリーが、50周年を記念して公開となる。
誰にも確信がなかった「女性の休日」は、どうやって成し遂げられたのか。何が女性たちを突き動かしていったのか。運命の1日に向けてのストーリーが、当事者たちによる愉しげな証言と貴重なアーカイブ映像、絶妙に差し込まれるカラフルなアニメーションで、ポップに、エモーショナルに語られる。本作を手掛けたのは、エミー賞受賞歴のあるアメリカ人監督パメラ・ホーガン。アイスランド旅行中に偶然知った「女性の休日」に興味を持ち、映画化を熱望。アウトサイダーの視点でアイスランド制作チームとコラボし、この知られざるムーブメントを、あれから50年という最高のタイミングで見事に映し出した。
「女性の休日」は、男女平等の実現という明確な目標のもと、みんなで「休む」ことで女性の存在意義を可視化し、ユーモアと柔らかさで参加しやすくした持続的社会運動モデル。アクティビストだけでなく、普通の女性たちも連帯して踏み出した一歩は、誰もが生きやすい社会のために「いまを変えたい」人たちに、勇気とインスピレーションを与える。アイスランドの歌姫ビョークも「Incredible(素晴らしい)!」と称え、エンドロールに曲を提供した。
(上映時間:71分)
2025年
12月 6日~
12月 19日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
富士山と、コーヒーと、 しあわせの数式
©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」
コーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい孫・拓磨役に、映画主演は2作目となる、グローバルボーイズグループJO1の豆原一成。夢を叶えるアクティブな祖母をチャーミングに体現するのはW主演の市毛良枝。亡き後もその思いが二人を支える祖父役を『敵』の長塚京三、ほか酒井美紀、八木莉可子らが物語を彩る。監督は『大河への道』の中西健二。脚本は『サイレントラブ』のまなべゆきこ。人生は意外と楽しくていとおしい。
夢を見つけた祖母と夢に迷う孫。ふたりを支えるのは、亡き偉志の思い。やがてそれは、互いを、そして家族を、新たな景色へと導いていく。
祖母・文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父・偉志の書斎で大学の入学案内を見つける。それは偉志が遺した文子へのサプライズだった。一歩踏み出し、若い頃の夢だった「学び」の日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は、富士山が好きだった偉志の手帳に不思議な数式を見つけて・・・。
(上映時間:100分)
2025年
12月 6日~
12月 19日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
Dr.カキゾエ歩く処方箋〜みちのく潮風トレイルを往く~
© 2024 Dr.カキゾエ歩く処方箋映画製作委員会
舞台挨拶
12月 7日 12:35の回上映後
ゲスト:
垣添忠生
医師、
野澤和之
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
がんの専門家である垣添忠生医師が、青森県八戸市から福島県相馬市までのみちのく潮風トレイル1025キロを歩くロードムービー。
がんサバイバーの支援と東日本大震災の被災者の心の傷に少しでも寄り添いたいという思いから、82歳になるドクターカキゾエは、歩く決意をした。
雨が降っても風が吹き荒れてもひたすら歩き続けるドクターカキゾエ。
移り変わる美しい自然の風景の中を歩くと、様々な人々との出会いが生まれる。
がんと共に生きる女性、震災の悲しみをそれぞれのやり方で乗り越えようとしている人々。
ドクターカキゾエは、歩きながら思索を重ね、一つの確信にいたる。
「がんでも震災でも人は、逆境にたたされても必ず復活する力を持っている。」
復活する人の強さとは何か?映画は、静かにその答えを示唆してくれる。
(上映時間:120分)
2025年
12月 6日~
12月 12日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
アジアのユニークな国
初日舞台挨拶
12月 6日 15:00の回上映後
ゲスト: 鄭亜美
さん、 岩谷健司
さん、 岩本えり
さん、 山内ケンジ
(脚本・監督)
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
『友だちのパパが好き』『夜明けの夫婦』の山内ケンジ監督が送る。夫が仕事に出ている平日の昼下がり。ひとつ屋根の下では、妻は1階では介護を、2階では違法風俗を行なっている。そんなとある一家を覗いてみると見えてくる、とある国の姿とは。
ただ、わくわくする77分間。純粋社会派深刻喜劇の新作です。
都内に夫と暮らし義理父の介護をしている曜子は、ある政治家が嫌い。あることがきっかけで最近自宅でよくないことを始めている。夫は気がついていない。
しかし、隣家の主婦が気がついているようだ。
(上映時間:77分)
2025年
11月 22日~
12月 5日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
女性の休日
コラボ&割引
スペシャルコラボ
川越スカラ座の『女性の休日』半券をメッツァビレッジインフォーメーションご提示で「メッツァビレッジ
クーポンブック」プレゼント
メッツァビレッジ内各店舗のレシートを川越スカラ座でご提示で『女性の休日』一般料金(1,700円)から200円引き
レッドストッキング割
赤いストッキング(タイツ可)またはソックスを履いて『女性の休日』ご鑑賞の方は一般料金(1,700円)から200円引き
1975年10月24日、アイスランド全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ、前代未聞のムーブメント「女性の休日」。国は機能不全となり、女性がいないと社会がまわらないことを証明した。その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国(2025年世界経済フォーラム発表・ジェンダーギャップ指数16年連続1位。日本は118位)となり、女性大統領と女性首相が国を治めている(2025年現在)。世界に衝撃を与えた、運命の1日を振り返るドキュメンタリーが、50周年を記念して公開となる。
誰にも確信がなかった「女性の休日」は、どうやって成し遂げられたのか。何が女性たちを突き動かしていったのか。運命の1日に向けてのストーリーが、当事者たちによる愉しげな証言と貴重なアーカイブ映像、絶妙に差し込まれるカラフルなアニメーションで、ポップに、エモーショナルに語られる。本作を手掛けたのは、エミー賞受賞歴のあるアメリカ人監督パメラ・ホーガン。アイスランド旅行中に偶然知った「女性の休日」に興味を持ち、映画化を熱望。アウトサイダーの視点でアイスランド制作チームとコラボし、この知られざるムーブメントを、あれから50年という最高のタイミングで見事に映し出した。
「女性の休日」は、男女平等の実現という明確な目標のもと、みんなで「休む」ことで女性の存在意義を可視化し、ユーモアと柔らかさで参加しやすくした持続的社会運動モデル。アクティビストだけでなく、普通の女性たちも連帯して踏み出した一歩は、誰もが生きやすい社会のために「いまを変えたい」人たちに、勇気とインスピレーションを与える。アイスランドの歌姫ビョークも「Incredible(素晴らしい)!」と称え、エンドロールに曲を提供した。
(上映時間:71分)
2025年
11月 22日~
12月 5日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
見はらし世代
©2025 シグロ / レプロエンタテインメント
今年5月、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に日本人史上最年少、26歳の監督作品が選出された。オリジナル脚本・初長編作品でその快挙を成し遂げたのは、短編『遠くへいきたいわ』(ndjc2021)で注目を集めた団塚唯我監督。主人公の青年・蓮と、結婚を控え将来について悩む姉。そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になった、ランドスケープデザイナーの父。渋谷の街を舞台に、関係をふたたび見つめ直そうとする彼らを描く本作は、普遍的な家族の風景から、都市の再開発がもたらす影響までを繊細に描き出す。きわめて軽やかに、ただ、決して切実さは失わずに。観客に開かれた、新人監督の瑞々しい感性による新しいスタイルの日本映画が誕生した。
再開発が進む東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く青年、蓮。ある日、蓮は配達中に父と数年ぶりに再会する。姉・恵美にそのことを話すが、恵美は一見すると我関せずといった様子で黙々と自分の結婚の準備を進めている。母を失って以来、姉弟と父は疎遠になっていたのだ。悶々と日々を過ごしていた蓮だったが、彼はもう一度家族の距離を測り直そうとする。変わりゆく街並みを見つめながら、家族にとって、最後の一夜が始まる———
(上映時間:115分)
2025年
11月 29日~
12月 5日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
壁の外側と内側パレスチナ・イスラエル取材記
©Kawakami Yasunori
初日舞台挨拶
11月 29日 14:30の回上映後
ゲスト: 川上泰徳
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
2023年10月7日、イスラエルに「壁(分離壁)」で封鎖されたガザ地区からイスラム組織・ハマスが越境攻撃を行い、それに対してイスラエル軍による「壁の向こう」へのすさまじい報復攻撃。死者は5万人を超え、そのうち1万8千人以上が子どもという惨状で、停戦が見えない中、その数はいまも増え続けている。
外国人ジャーナリストがガザに入ることが困難な中、2024年7月、同じく「壁」で分離されたパレスチナ・ヨルダン川西岸地区に、ボーン・上田記念国際記者賞の受賞経験もある中東ジャーナリスト・川上泰徳が取材に入った。今年3月に米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『ノー・アザー・ランド
故郷は他にない』でも舞台となったマサーフェル・ヤッタにも入り、イスラエル軍による攻撃・破壊やユダヤ人入植者の暴力の激化を目の当たりにする。一方、イスラエル側では国民の多くが「壁」の外側の惨状に目を向けない中、兵役を拒否する三人の若者がいた。
中東を見つめつづけたジャーナリストがいま伝えたい、パレスチナとイスラエルの”現在”とは――。
(上映時間:104分)
2025年
11月 22日~
11月 28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
PERFECT BLUE
ご来場者さまプレゼント
新感覚トレーディングクリアカード
※先着順でお一人様につき1点配布。なくなり次第終了。
人気絶頂のアイドルグループを突如脱退し女優への転身をはかった霧越未麻。ところが、彼女の思惑とは裏腹に過激なグラビアやTVドラマへの仕事が舞い込んでくる。周囲の急激な変化に困惑する未麻。そんな折り、彼女の仕事の関係者が犠牲者となった殺人事件が多発する。そして、ファンからは「裏切り者」のメッセージが…。追い詰められた彼女の前に今度は“もうひとりの未麻”が現れる。自分は狂ってしまったのか?これは夢なのだろうか?連続殺人犯は自分なのか?次第に現実と虚構の区別がつかなくなっていく未麻。果たして彼女の見た“もう一人の自分”の正体とは一体…。
(上映時間:81分)
2025年
11月 8日~
11月 21日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
結婚の報告
©『結婚の報告』製作委員会
舞台挨拶
11月 15日 15:00の回上映後
ゲスト:
今村美乃
さん(坂口尚実役)、
阪本武仁
監督
※舞台挨拶の回の料金は一律1,700円(各種割引、無料鑑賞なし)となります。
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
関西を拠点に活動する中野劇団の同名傑作戯曲の映画化となる。
「結婚の報告」は2015年11月に初演を迎えて以降再演を重ねてきた人気演目。今回の映画化にあたっても、中野劇団主宰の中野守が脚本を務める。30分ほどの短編演劇で、映画も短編として制作予定だったが、最終的に68分の作品に仕上がった。監督は前作「レンタル×ファミリー」が国内外で注目を集めた阪本武仁。
主演の敦也役にドラマ「シコふんじゃった!」やNHK連続テレビ小説「らんまん」の高橋里央。親友に打ち明けられないおどおどした一面と、妻となる親友の母との馴れ初めで明かされる意外な性癖、それを受けるリアクションなど、ほぼ出ずっぱりの中で豊かな表情を見せ、見るものを飽きさせない。
親友・田村役に映画「プリズン13」「ピストルライターの撃ち方」の岡本智礼。敦也が打ち明けようとするたびにさえぎるお調子者の田村をユーモラスに、時にビターに演じる。果たして彼は、自分の母と親友の結婚という人生下級のパンチを受け止められるのか!?
報告の場に偶然居合わせる、敦也の同僚の息子・根島役にドラマ「新空港占拠」の市原朋彦。ニヤニヤ顔の奥に隠された彼の本心とは・・・!?
そして根島の連れで田村のいとこでもある尚実役に映画「Gメン」の今村美乃。一番の常識人のように見えながら、叔母である田村の母の婚約者が、目の前にいる初対面の敦也であるとはつゆ知らず、知らないが故に敦也に、そしてひいては田村にまさかの致命傷を負わせることになる。
総勢1000人を超えるオーディションを経て、会話劇を成立させる確かな演技力を持つ役者たちが集結した。
親友・田村の母親と結婚を決めた敦也は、その報告をするため田村をバーに呼び出す。お調子者の田村は「相手が誰か当てるから言うな」と、報告しようとする敦也の言葉をさえぎり続け、敦也はなかなか言い出せない。結婚相手がまさか自分の母とは思わない田村は、ゲスな質問を繰り返す。そんな様子をニヤニヤと見ているパーの常連客槇島もこれから同じく結婚の報告をするという。待ち合わせの相手、尚実が現れ、櫃島は披露宴のスピーチをしてほしいと頼むが......
(上映時間:68分)
2025年
11月 15日~
11月 21日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ムガリッツ
©2024 TELEFONICA AUDIOVISUAL DIGITAL, S.L.U.
毎年11月から4月の半年間をメニュー開発に充てるため休業する、スペインの有名レストラン「ムガリッツ」の革新的な料理が生み出される過程を追ったドキュメンタリー。
ミシュランガイドに「レストランを超えた存在」と評され2つ星を獲得した、スペイン・バスク地方の名店「ムガリッツ」。アーティスティックなオブジェだけを乗せたテーブル、カトラリーを使用せず手や舌を直接使って味わう料理など、従来のレストランコードを崩した独自の世界観で、これまでにない食空間を生み出してきた。毎年11月から4月の6カ月間は休業し、スタッフ総出でメニュー開発に専念する。その年に誕生した料理が翌年以降に提供されることはなく、革新的なメニューはつねに更新され続ける。
「REC
レック」シリーズをはじめとするホラー作品で知られ、自身もムガリッツの熱心なファンであるパコ・プラサ監督が、その創造の秘密を解き明かすべく厨房に潜入し、研究開発チームやシェフたちによるメニュー開発の舞台裏を映し出す。
(上映時間:96分)
2025年
11月 8日~
11月 21日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
選挙と鬱
©ノンデライコ/水口屋フィルム
舞台挨拶
11月 9日 14:10の回上映後
ゲスト:
青柳拓
監督
※舞台挨拶の回の料金は一律1,700円(各種割引、無料鑑賞なし)となります。
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
2022年6月。偶然と必然が重なり急遽、参議院議員選挙にれいわ新選組から立候補することなった水道橋博士。弟子や元・マネージャー、仲間の芸人たちで構成された素人チームは、手探りしつつもドタバタと選挙活動を躍動する。水道橋博士はモハメド・アリの名言「Me,
We.(私はあなたたちだ。あなたたちは私だ)」から民主主義の根幹としての政約を打ち出した。比例代表候補として全国を飛び回り、期間中に起こった“安倍元首相銃撃事件”に翻弄されながらも、奇跡の当選を勝ち取る。晴れやかな国会初登院の場で国会議員としての活躍を誓った3カ月後、水道橋博士は“鬱病”により休職~辞任を余儀なくされるのだが...。
偶然にも選挙の“従軍カメラマン”となり選挙活動チームに加わりながら密着撮影したのは『東京自転車節』『フジヤマコットントン』の青柳拓。持ち前の人懐こいキャラクターを活かしチームの一員となった青柳監督は、内側から選挙活動のディテールを描き出した。一方、水道橋博士の鬱病による休職~辞任とその後も追い続けたことによって、個人視点から社会を浮かび上がらせる作家性を本作でも発揮。数多の選挙ドキュメンタリーとは一線を画す人間ドラマとして本作を完成させた。一人の芸人のチャレンジを通して、政治家の根幹である“誰かのために生きること”、一方で鬱病というキーワードから垣間見える、現代社会で重要な“自分のために生きること”を同時に問いかける、私たちのポリティカルドキュメンタリー。
(上映時間:124分)
2025年
11月 8日~
11月 14日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
蟲
© Athanor Ltd.
アフタートーク
11月 8日 14:35の回上映後
ゲスト:
三枝桂子
さん(人形アニメーション研究)
渋谷哲也
さん(日本大学教授)
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
チャペック兄弟の有名な戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」に取り組む、小さな町のアマチュア劇団。遅刻や欠席するメンバーたちのやる気の無さに、コオロギ役兼任の演出家は怒りが収まらない。不穏な空気でリハーサルが進むなか、やがて劇の展開と役者たちの行動が交錯し、ついに舞台に惨劇が訪れる! 演劇の中の物語、それを演じる役者たちの素の姿、そして『蟲』のメイキングも同時進行で提示される斬新な3層のメタ構造。そして例によってアニメーション技法も使われ、また本物の虫たちが目を覆いたくなるほど登場! 製作時には資金を補うためのクラウドファンディングが行われ、シュヴァンクマイエルを師と仰ぐクエイ兄弟やギレルモ・デル・トロも大々的に協力、注意日本のファンも含め世界中から多くの出資が得られて完成した「最後の長編劇映画」。
(上映時間:98分)
2025年
11月 1日~
11月 7日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
リアム・ギャラガー:ライブ・アット・ネブワース 2022
ご来場者さまプレゼント
特製スタッフパス風ステッカー
※画像はイメージです。
※入場者特典は数量限定の為、無くなり次第終了となります。
※お一人様1回のご鑑賞に対して1枚限りのお渡しになります。
※特典ステッカーは非売品です。転売、内容の複写・複製などの行為は一切禁止となります。
※本品は、生地の特性上、縁部分がほつれる場合がございます。予めご了承ください。
※まれに傷や汚れがあるものがございますが、返品・交換は一切お受けできません。
2025年夏、イギリスのロックバンド・オアシスが再結成ツアーを始動。
その布石となったのが、このネブワース公演だった。
オアシス解散後、ソロアーティストとして模索を続けたリアム・ギャラガーが 2日間で約17万人を動員。
26年の時を経て、ネブワースを大熱狂させたのだ。
観客の一体感、熱量、音楽への愛情はスクリーンを通しても存分に感じられるだろう。
また、本作ではリアム・ソロ楽曲はもちろん、
「Wonderwall」「Live Forever」「Champagne Supernova」などオアシス時代の名曲たちを惜しげもなく披露。
アンコールで登場する元ストーン・ローゼズのジョン・スクワイアにもご注目いただきたい。
エモーショナルで多幸感あふれるライブをぜひ劇場で。
(上映時間:80分)
2025年
11月 1日~
11月 7日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
GHOST IN THE SHELL/ 攻殻機動隊4Kリマスター版
©1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT
ご来場者さまプレゼント
来場者特典 「公安9課」オリジナルIDカード(全5種)
※全5種から、ランダムで1枚配布となります。絵柄はお選びいただけません。
※先着順でお一人様につき1点配布。なくなり次第終了。
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は、⼠郎正宗のSF コミック「攻殻機動隊」を原作として、監督の押井守によってアニメーション映画化された作品。
⻄暦2029 年、⾼度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された⾮公認の超法規特殊部隊「公安9
課」の草薙素⼦とバトーの活躍を中⼼に描く。
海外でも⼈気が⾼く、ラナ&リリー・ウォシャウスキー監督『マトリックス』をはじめ実写・アニメ問わず今なお多くの作品に影響を与え続けるSFアニメーションの金字塔となる作品。
1995年の劇場公開から今年で30周年を迎えた今回のリバイバル上映は4Kリマスター版での公開となります。
Filmarksリバイバル上映では、『機動警察パトレイバー 劇場版』『機動警察パトレイバー2 the
Movie』<「劇場公開版」音声>&<4K版>の連続リバイバル上映に続いての上映となるため、押井守監督作品ファンの方はこの機会にぜひ劇場へ足をお運びください。
※4K素材での上映ですが、劇場やスクリーンによって2K上映となる場合があります。
(上映時間:85分)
2025年
10月 25日~
11月 7日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ホーリー・カウ
© 2024 - EX NIHILO - FRANCE 3 CINEMA - AUVERGNE RHÔNE ALPES CINÉMA
フランス、コンテチーズの故郷ジュラ地方。18歳のトトンヌは、仲間と酒を飲み、パーティに明け暮れ気ままに過ごしている。しかし現実は容赦無く彼に襲いかかる。ある日チーズ職人だった父親が不慮の事故で亡くなり、7
歳の妹の面倒を見ながら、生計を立てる方法を見つけなければならない事態に……。そんな時、チーズのコンテストで金メダルを獲得すれば3万ユーロの賞金が出ることを知り、伝統的な製法で最高のコンテチーズを作ることを決意する。
押し寄せる現実の荒波と不確かな未来、打算とロマンス。不器用な手つきで人生を切り開こうとする彼らの日々を鮮やかに描いた青春譚。
監督のルイーズ・クルヴォワジエは、本作の舞台であるジュラ地方で育ち、リヨンの映画学校La CinéFabriqueでの卒業制作がカンヌの若手育成部門 “シネフォンダシオン”
でグランプリを獲得した注目の女性監督。2024年のカンヌ国際映画祭を皮切りに、夭折の天才ジャン・ヴィゴにちなみ若手監督に授与されるジャン・ヴィゴ賞、フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞など数々の映画祭を席巻。小規模な作品ながらフランスで約100万人を動員し、オスカー受賞作を上回るサプライズヒットとなった。
キャストには地元の演技未経験者を起用し、農場を営む監督の家族が音楽や美術スタッフとして参加。ジュラ山地が生み出す壮大な自然の景色と共に、美しいだけでない農村のリアルな暮らしに確かな息吹を与えている。
タイトルの「HOLY COW」とは「マジかよ!」「なんてこった!」など感嘆を表す言葉。
(上映時間:92分)
2025年
10月 25日~
10月 31日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
機動警察パトレイバー2the Movie
©1993 HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA/Production I.G
ご来場者さまプレゼント
ポスタービジュアルミニステッカー『機動警察パトレイバー2 the Movie』
※画像はイメージです。
※お一人様一回のご鑑賞につき1点の配布。
※先着・数量限定のため、なくなり次第終了となります。
※劇場により数に限りがあります、あらかじめご了承ください。
※プレゼントは非売品になります。転売はご遠慮ください。
ON TELEVISION、NEW
OVAのリリース後に発表された劇場版第2作。野明を始めとする第2小隊初代隊員たちのその後が描かれる。初期OVAの傑作エピソード『二課の一番長い日』と同じく自衛隊によるクーデターを題材としており、内容のシリアスさはシリーズ随一。戦後日本社会の欺瞞や、戦争と平和、現実と虚構……映画監督・押井守の作家性がより色濃く現れた作品で、野明たち第2小隊員を後景に据え、後藤と南雲を主役とした構成は当時物議を醸した。2015年に公開された、押井守総監督の実写シリーズ『THE
NEXT GENERATION パトレイバー』の長編劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は本作の直接的な続編という設定。
あれから3年……あの熱気に溢れた破天荒な日々は過ぎ、第2小隊の面々もそれぞれが新たな道を歩み始めていた。装備科に異動し、篠原重工と共に新型機の開発研究に携わる泉野明と篠原遊馬。養成所の教官としてレイバー隊員候補生を教育する太田功。本庁総務課に栄転となった進士幹泰。そして隊員としては、ただひとり第2小隊に残った山崎ひろみ。
ひろみと同じく第2小隊に残った隊長・後藤喜一は、すっかりと様変わりした埋立地で、優秀ではあるもののかつての野明たちのような強い個性を持ち合わせていない新世代の第2小隊員たちを前にして、覇気のない日々を送っていた。もはや「正義の味方」の居場所など存在しない、退屈さすらも感じる「平和」が首都・東京を覆っていた。しかし1つの事件をきっかけに、後藤たちはその「平和」がただの幻に過ぎなかったことを思い知らされることになる。
(上映時間:113分)
2025年
10月 11日~
10月 17日
10月 25日~
10月 31日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
揺さぶられる正義
©2025カンテレ
上田大輔・関西テレビ報道記者。無実の人を救う弁護士を志すも、有罪率99.8%の刑事司法の現実に絶望し、企業内弁護士として関西テレビに入社。しかし、一度は背を向けた刑事司法の問題に向き合おうと記者になった。
上田が記者1年目から取材を始めた「揺さぶられっ子症候群(Shaken Baby
Syndrome)※」。通称SBS。2010年代、赤ちゃんを揺さぶって虐待したと疑われ、親などが逮捕・起訴される事件が相次ぎ、マスコミも報じてきた。SBSは子ども虐待対応のための厚労省のマニュアルや診断ガイドにも掲載され、幼き命を守るという強い使命感を持って診断にあたる医師たち。その一方で、刑事弁護人と法学研究者たちによる「SBS検証プロジェクト※」が立ち上がった。チームは無実を訴える被告と家族たちに寄り添い、事故や病気の可能性を徹底的に調べていく。虐待をなくす正義と冤罪をなくす正義が激しく衝突し合っていた。やがて、無罪判決が続出する前代未聞の事態が巻き起こっていく。
実名、顔を晒され、センセーショナルに報じられる刑事事件。逮捕報道に比べ、その後の裁判の扱いは小さい。無罪となっても一度貼られた“犯人”のレッテルはネット空間から消え去ることはなく、長期勾留によって奪われた時間も戻ってはこない。SBS事件の加害者とされた人や家族との対話を重ねた上田は、報じる側の暴力性を自覚しジレンマに苛まれながら、かれらの埋もれていた声を届け、司法とメディアのあり方を問う報道に挑む。そして、記者として何を信じるべきか、上田を最も揺さぶることになる人物と対峙することになる――。
自分にしかできない、と編み上げたこの映画は、贖罪と覚悟の物語だ。
(上映時間:129分)
2025年
10月 4日~
10月 17日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
風のマジム
©2025 映画「風のマジム」 ©原田マハ/講談社
公開記念舞台挨拶&有料試飲会
10月 4日 15:25の回上映後
ゲスト:
芳賀薫
監督、
関友彦
プロデューサー
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
伊波まじむ(28歳)は、祖母と母との三人暮らし。まじむという名前は祖母がつけてくれた。沖縄では、心のことを「ちむ(肝)」と言う。真の「ちむ」で、まじむ。真心という意味が込められている。そんな祖母と母はふたりで豆腐屋を営んでいる。いつかは自分も店を継ぐのだろうと、日々を流して生きているまじむには、仕事帰りに祖母と通うバーがある。そこである日、ラム酒の美味しさに衝撃を受ける。折しも彼女が契約社員として勤める琉球アイコムで社内ベンチャーコンクールが開催され、まじむは『南大東島のさとうきびでアグリコールラムを作る』という企画で応募する。まだ若いまじむは、自分が夢を抱くことで、周りの人々に様々な影響を及ぼすことになるとは、想像もしていない。しかし、それはやがて、家族、会社、島民を巻き込む一大プロジェクトへと発展してゆく。まじむは、動き始めた自分の人生に、個性豊かな周りの人々の人生に、ひたむきに向き合ってゆく。
(上映時間:105分)
2025年
10月 11日~
10月 17日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
機動警察パトレイバー 劇場版
©1989 HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA
ご来場者さまプレゼント
ポスタービジュアルミニステッカー『機動警察パトレイバー 劇場版』
※画像はイメージです。
※お一人様一回のご鑑賞につき1点の配布。
※先着・数量限定のため、なくなり次第終了となります。
※劇場により数に限りがあります、あらかじめご了承ください。
※プレゼントは非売品になります。転売はご遠慮ください。
OVAシリーズの大ヒットを受けて製作され、1989年7月に全国松竹洋画系において公開された、完全新作オリジナル作品。「娯楽の王道を行く」「遊馬と野明が活躍する」「レイバーの敵はレイバーである」の3点に留意して構成されながらも、押井守監督と脚本の伊藤和典の作家性と実力がいかんなく発揮された傑作である。近未来の東京を舞台にしたコンピュータ犯罪、最先端テクノロジーの危険性と可能性に日本の陰と陽の部分を描写しており、見事なエンターテインメント作品となっている。
バビロン・プロジェクト遂行のため、東京湾上に建築された巨大建造物“方舟”。その屋上から一人の男が投身自殺を図った。彼の名は帆場暎一。篠原重工が市場の独占を狙って発表したばかりの画期的なレイバー用オペレーティング・システム・ソフトウェア、“HOS”をほとんど一人で作り上げた天才的なプログラマーである。前途有望だった彼が、なぜ自ら生命を絶たねばならなかったのか? 誰もその理由に思い当たるものを持たなかった。しかし、“事態”だけは既に進行していたのであった……。
(上映時間:99分)
2025年
9月 27日~
10月 10日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ピアノフォルテ
©Pianoforte
※配布は終了しました。ありがとうございました。
先着入場者プレゼント
オリジナルポストカードプレゼント
5年に1度、ショパンの出身国であるポーランドのワルシャワで開催されているショパン国際ピアノコンクール。スタニスラフ・ブーニン、マルタ・アルゲリッチら多くの名だたるピアニストを輩出し、出場を果たすだけで名誉なこと、入賞すればその後の成功が約束される随一のコンクールとあって、世界中の若きピアニストたちが頂点を目指す憧れのステージ。本作は反田恭平さんと小林愛実さんの日本人ふたりが入賞するという快挙を成し遂げた2021年の第18回大会をクローズアップ。コロナ禍のため1年延期となったこの大舞台に臨む6人の出場者にスポットをあて、彼らの情熱を余すところなく映し出す。奇しくも今年2025年はコンクール開催年。世界各地が盛り上がる中、その決定版が今、幕を開ける。
審査は1次から本選まで全4回、21日間にわたって行われる。ポーランド、ロシア、中国、イタリアなど国籍も育ってきた環境も異なる6人の出場者たち。とてつもない緊張に負けてしまう者もいれば、そのプレッシャーを楽しみ、力に変える者もいる。優しい先生と二人三脚で栄光を目指す者もいれば、威圧的な指導者に押しつぶされそうになる者もいる。だが、幼いころからここで演奏することを夢見てきた強い思いは同じ。我々はいつしか競技に
挑む彼らとともに舞台裏にいるかのような凄まじい臨場感を体験する。栄冠をつかむのは誰なのか。そのとき彼らは何を思うのか。本作はポーランド映画としてはじめて国際エミー賞の芸術番組部門最優秀賞を受賞した。
(上映時間:89分)
2025年
9月 27日~
10月 10日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
Dear Stranger/ディア・ストレンジャー
大きな出来事に遭遇した時、それまで胸に秘めていた傷が疼き、やがて自身の穴を見つめ、心の悲鳴に耳を傾けることになるーー誰にもそのような経験があるのではないだろうか。
ここでは、ある一組の夫婦のパートナーシップが、息子が誘拐されたことから、激しく揺らぐ。夫も妻も、封印していた想いを吐露し、相手にぶつけ、後戻りのきかないところにまで突き進んでしまう。観た者すべてが他人事ではいられなくなる緊迫のヒューマン・サスペンスだ。
主人公を演じるのは、『ドライブ・マイ・カー』での繊細な演技が評価される一方、人気シリーズ「きのう何食べた?」では観る人をホッとさせる一面も持つ、硬軟自在の俳優、西島秀俊。以前から海外の作品にも起用され、国内外で活躍の場を拡げている彼が、全編ニューヨークロケ、台詞の90%以上は英語という新たな挑戦の中で、情感あふれる新境地を見せている。
そして妻を『薄氷の殺人』『鵞鳥湖の夜』で一躍世界の注目を集めた台湾を代表する女優、グイ・ルンメイが体現する。夫を愛すればこそ、真っ向から対峙する魂の表現が真っ直ぐに胸を打つ。
監督・脚本は『ディストラクション・ベイビーズ』や『宮本から君へ』などで、声をあげることができないアウトサイダーたちのやるせなさ、怒り、希求を掬い取ってきた辣腕、真利子哲也。誘拐事件の思いもよらぬ行方を力強く描写する一方、夫婦の機微が否応なく溢れ落ちる様を精緻に紡ぎ、強靭でありながら繊細な傑作に仕上げた。アメリカも大きく揺れ動いた世界的激動の2024年、全編ニューヨーク撮影を敢行した奇蹟の映像にも目を見張らされる。
ニューヨークで暮らす日本人の賢治(西島秀俊)と、中華系アメリカ人の妻ジェーン(グイ・ルンメイ)は、仕事や育児、介護と日常に追われ、余裕のない日々を過ごしていた。ある日、幼い息子が誘拐され、殺人事件へと発展する。悲劇に翻弄される中で、口に出さずにいたお互いの本音や秘密が露呈し、夫婦間の溝が深まっていく。
ふたりが目指していたはずの“幸せな家族”は再生できるのか?
(上映時間:138分)
2025年
9月 20日~
10月 3日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
季節はこのまま
©Carole Bethuel
先着入場者プレゼント
海外版ビジュアル
オリジナルポストカード
私たちも過ごした5年前の「あの日々」に人生を見つめ直す、圧倒的共感の物語
2020年4月、新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中で外出が制限された春。
映画監督のポールと音楽ジャーナリストで弟のエティエンヌは、それぞれが本格的な交際を始めたばかりであるモルガン、そしてキャロルとともに、子どもの頃に暮らした郊外の家に閉じこもって生活することになる。
懐かしい風景、新たな生活様式への戸惑い、世界から切り離されたような感覚、一緒に住んで初めて知る互いのこと…なにもかもが変わり、すべてが「止まってしまった」時間のなかで、ポールたちは不安を抱えながらもゆっくりと、たしかにそこにある光、愛と人生の新たな側面を発見していく。
急に自炊に凝り出した。またネットで不要なものを買ってしまった。屋外で本を読む気持ちよさを知った。道で友人に会い、うれしくって泣いてしまった。縫い付けられた日々にたしかにあった、忘れてしまいたい時間、覚えておきたい静寂、ふとした優しさに救われる気持ち──
あれから5年。 あのころの私たち、どうだった?そしていまの、これからの人生はどうだろう。
名匠アサイヤス監督が誰しもの心に残る「あの日々」を描き、人生を見つめ直す傑作ロマンス・コメディが、観客を笑いと共感で包み込む。
フランス映画界の宝石たちが集結し紡ぐ、美しい春の光に照らされた見事なアンサンブル
オリヴィエ・アサイヤス監督が実際に弟と子供時代を、そしてロックダウン期間を過ごした両親の家で撮影された本作。「あの春」の体験や自伝的要素を多分に含み、アサイヤス自身「これまでの作品のなかでも最もパーソナルで親密」と語る映画に仕上がった。
そんな監督の分身として、3度目のタッグを組むヴァンサン・マケーニュが主演を務め、スタッフ陣もフランス映画界を代表する才能が集結。撮影はアルノー・デプレシャンやレオス・カラックス、ジャ・ジャンクー作品で知られるエリック・ゴーティエ、編集はミカエル・アースやミア・ハンセン=ラブ作品を手掛けるマリオン・モニエが担当。その他のスタッフも、セリーヌ・シアマやアラン・ギロディ、ウェス・アンダーソン、クレール・ドゥニからフランソワ・トリュフォーまで、錚々たる名監督たちを支えたメンバーがそれぞれに才能を発揮する。
(上映時間:105分)
2025年
9月 20日~
9月 26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ROPE
©映画「ROPE」
舞台挨拶
9月 21日 15:00の回上映後
ゲスト:
樹
さん(企画、主演)、
八木怜音
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
明日が見えない男と壊れゆく女のボーイミーツガール
企画・主演の樹と監督の八木伶音
共に長編 初主演・初監督作となる「ROPE」。ゆるやかにディストピア化しつつある社会に生きる不眠症の青年と悲しい過去を持つ女性との出会い、そして彼らを取り巻く様々な人々との対話を通じ、モラトリアムにかすかな希望の光が差し込む様子が描かれる。本作のキャスト・スタッフは20代を中心に構成され、"戦える"映画を生み出すべく、それぞれの才能を惜しみなく注ぎ込んだ。ヒロインである芋生悠を筆頭に、若い世代の実力派俳優たちが起用されているほか、主題歌を務めるのは、多くの音楽ファンから注目を集めるロックバンドMONO
NO AWARE、MIZの玉置周啓であるなど、次世代の才能が集結した作品である。リアルに切り取られる等身大の若者たちの姿に、誰もが
“見えない明日を生きていくこと”について思いを馳せる機会になるだろう。
不眠症に悩まされている無職の青年
平岡修二。彼は謝礼の10万円を目当てに、失踪した20代女性「小川翠」を探し続ける。徐々に彼女に意識を占領されていく修二。「なぜ翠は“尋ね人”となってしまったのか」そこには悲しすぎる過去があった。
(上映時間:93分)
2025年
9月 20日~
9月 26日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
スタントマン 武替道
かつて東洋のハリウッドと呼ばれ、ブルース・リー、ジャッキー・チェン、サモ・ハンなどを輩出し、世界中を魅了してきた香港アクション映画。その栄光を陰で支えたスタントマンたちの奮闘を映像化したのは、『ツインズ・ミッション』(07)
で映画デビュー後、スタントマン&俳優として活躍し、本作で初の長編監督を務めたアルバート・レオン&ハーバート・レオン。製作は大ヒット作品『トワイライト・ウォリアーズ
決戦!九龍城砦』(24)のアンガス・チャン。伝説のアクション監督サムを演じたのは、『ハード・ボイルド
/新・男たちの挽歌』(92)などに出演、アクション監督として香港電影金像奨最優秀アクション設計賞を7度受賞したトン・ワイ。サムに憧れる若手スタントマンのロンと、人気アクション俳優のワイには、『トワイライト~』でソンヤッ(信一)とウォンガウ(王九)を熱演したテレンス・ラウとフィリップ・ン。サムの娘チェリーには『返校
言葉が消えた日』(19)のセシリア・チョイ。
邦題の「武替道(ぶたいどう)」は「スタントの道」を意味する中国語で、ワンシーンに全てを懸ける、スタントマンたちの人生を表している―新たなる大ヒット作を生み出すべく集った、年齢も考え方も違う3人のアクションに懸ける男たち。香港映画への尊敬と憧憬を込め、ベテランと新世代の映画人がともに描き出す、熱血アクションドラマが誕生した!!
80年代に活躍した伝説のアクション監督サム(森)は、撮影中の事故の責任を負って業界を去り、今は小さな整骨院を営む。
ある日、かつての盟友である老監督から、新作のアクション監督を打診される。最後に一緒にやりたいという友人の願いを受け入れ、最近知り合った若く熱意のあるスタントマンのロン(龍)を助手にするが、現代の映画撮影では昔のやり方は通用せず、かつてサムの弟子だった主演俳優のワイ(威)や制作陣は、全てを犠牲にしてリアリティを追求するサムのやり方に反発する。さらに忙しさのあまり、結婚式を控える娘チェリーとの関係性も悪くなっていく。
果たして、映画は無事に完成するのだろうか…
(上映時間:114分)
2025年
9月 13日~
9月 19日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
KNEECAP/ニーキャップ
© Kneecap Films Limited, Screen Market Research Limited t/a Wildcard and
The
British Film Institute 2024
アフタートーク
9月 13日 14:40の回上映後
ゲスト:
池田祐里枝
さん(配給会社アンプラグド)
渋谷哲也
さん(日本大学教授)
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
母国語の復権を掲げてアイルランド語でラップをする北アイルランド出身のヒップホップ・トリオ、KNEECAP。
政治的で風刺の効いたリリックに反抗的なパンク精神を融合したスタイルで注目されており、政治家にも目をつけられ、検閲の対象としてラジオ局では放送禁止に。
その過激な言動で度々論争を巻き起こしている3人が本人役で主演を果たした青春音楽映画がここに誕生。
2022年まで公用語として認められていなかったアイルランド語と、自分たちのアイデンティティのために闘う彼らの姿をエネルギッシュに描いた半自伝的物語。自然な演技とパワフルで魅力的な音楽、皮肉とユーモアをテンポよく織り交ぜた演出と高いドラマ性で、本国ではアイルランド語映画として初週動員歴代1位の大ヒットを記録。世界の映画祭でも大絶賛を受け25の受賞と63のノミネートを果たした話題作。
また、アーティストとしてもエルトン・ジョンやノエル・ギャラガー、エルヴィス・コステロ、ベックらにライヴを絶賛されたほか、2025年4月に開催された世界最大級の野外音楽フェス、コーチェラ・フェスティバルにも出演。言動がまたしても話題を呼んだことも記憶に新しく、音楽ファンから注目され続けているKNEECAPが今夏、日本のスクリーンでも大暴れ!
北アイルランド、ベルファスト。
父親から「アイルランド語は自由のための弾丸だ」という教育を受けながら育ったドラッグディーラーのニーシャ(MCネーム:モウグリ・バップ)と幼馴染のリーアム(MCネーム:モ・カラ)。麻薬取引で警察に捕まったニーシャは、英語を話すことを頑なに拒み、反抗的な態度を貫いてた。そこに通訳者として派遣された音楽教師のJJ(MCネーム:DJプロヴィ)が、ニーシャの手帳に綴られていたアイルランド語の歌詞を発見。その才能に目をつけ、3人はアイルランド語の権利を取り戻すべく、アイルランド語のヒップホップを始めることに。
(上映時間:105分)
2025年
9月 13日~
9月 19日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
秘顔-ひがん-
©2024 [STUDIO&NEW, SOLAIRE PARTNERS LLC]. All Rights Reserved.
本国では19歳未満鑑賞禁止にもかかわらず観客動員数100万人突破の快挙を達成した、<劇薬>サスペンス・スリラーが禁断のベールを脱ぐ。激しい情愛に溺れる男女と、そのすべてを目撃する婚約者の3人には〈秘密の顔〉があった。その〈秘密〉が剥がされるたびに、どんでん返しが連続する予測不能のストーリーに心をつかまれ、生々しくもエレガントなエロティシズムに息をのむ――。
出演は「エデンの東」ソン・スンホン、『パラサイト 半地下の家族』チョ・ヨジョン、「財閥 x
刑事」パク・ジヒョン。心ゆさぶる体当たりの演技合戦、格調高いクラシック音楽、そして深い闇さえも美しい映像表現が、欲望の果てに待つ“すべてを塗り替える”センセーショナルなクライマックスへと観客を誘う。
婚約者が消えた。残された手がかりは、「あなたと過ごせて幸せだった」というビデオメッセージだけ――。
指揮者ソンジンは、オーケストラのチェリストでもあるスヨンの失踪に動揺していた。結婚と大切な公演を控えた今、なぜスヨンは姿を消したのか。喪失感に苦しむなか、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュと対面する。スヨンの代わりはいないと考えていたソンジンだったが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていった。
大雨の夜、2人は、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。
しかし、欲望のままに求め合う2人を失踪したはずのスヨンがすぐ<そこ>で覗いていた――
(上映時間:115分)
2025年
9月 6日~
9月 19日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
六つの顔
©2025 万作の会
「ジョゼと虎と魚たち」「のぼうの城」の犬童一心監督が、人間国宝の狂言師・野村万作を追ったドキュメンタリー。
日本で650年以上にわたり受け継がれてきた伝統芸能・狂言の第一人者であり、芸歴90年を超えて現在もなお舞台に立ち続ける野村万作。2023年には文化勲章を受章し、翌24年6月には受章記念公演を開催、ライフワークとして磨き上げてきた珠玉の狂言「川上」を上演した。本作では、その公演が行われた特別な1日に寄り添いながら、万作が自身の過去に対して思い浮かべる“六つの顔”をアニメーションで表現するなど、大胆かつ繊細なアプローチで彼の芸境に迫る。狂言への思いを語る万作の姿に加え、息子・野村萬斎、孫・野村裕基へのインタビューも収録。さらに、「川上」の物語の舞台である奈良・川上村の金剛寺の荘厳な原風景もカメラに収め、万作が長年にわたり追求してきた世界観を、その至高の芸とともにスクリーンに映し出す。
「頭山」でアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた山村浩二がアニメーションを手がけ、俳優のオダギリジョーがナレーションを担当。野村万作と野村萬斎が監修を務めた。
(上映時間:82分)
2025年
9月 6日~
9月 12日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
亀は意外と速く泳ぐ
2005年の公開当時、従来の日本映画には無かった、小ネタ満載の独特なゆるいテンポとオフビートな笑いで“脱力系”映画として人気を博しクリーンヒット。その後、韓国の人気俳優イ・ビョンホンが本作を観て三木作品への出演を希望したという。熱狂的な人気を誇る独創的なストーリー展開で、全編が予測不能な笑いに満ちている。
シティボーイズの脚本・演出家として知られ、「ダウンタウンのごっつええ感じ」「笑う犬の生活」「トリビアの泉」など人気TV番組の構成作家だった三木聡が『イン・ザ・プール』(05)に続いて発表した劇場映画第2弾。
本作主役の女スパイ、スズメを演じるのは、『スウィングガールズ』(04)でブレイク中だった上野樹里、『花とアリス』(04)でアリス役を好演した蒼井優が、それとは対照的なド派手な女友達クジャク役で突っ走る。今では三木組常連となった岩松了、ふせえり、温水洋一、松重豊らがクセのある演技で周りを囲み独特のコミュニティを形成。公開から20年経た現在から観ても小ネタへのこだわり、日常の中に非日常空間を作り出す三木監督のユニークな世界観は全く色褪せていない。
鑑賞後に世界が少し違って見える、不思議な魅力に満ちた映画がデジタルリマスターで蘇る。
(上映時間:90分)
2025年
8月 30日~
9月 12日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
私たちが光と想うすべて
©PETIT CHAOS - CHALK & CHEESE FILMS - BALDR FILM - LES FILMS FAUVES - ARTE
FRANCE CINÉMA - 2024
第77回カンヌ国際映画祭でインド映画史上初のグランプリを受賞し話題となった、新鋭パヤル・カパーリヤー監督初長編劇映画。都会で生きる女性たちが、人生のままならない状況に対峙しながら、ありのままでいたいと願い支え合う姿に、国や文化を超えた共感が湧き上がる感動作。カパーリヤー監督と同世代で『バービー』旋風で全世界を席巻したグレタ・ガーウィグ監督を審査委員長に、日本から審査員として参加した是枝裕和監督も本作を絶賛。ゴールデン・グローブ賞など100以上の映画祭・映画賞にノミネートされ25
以上の賞を受賞、オバマ元⼤統領の2024年のベスト10に選ばれ、70か国以上での上映が決定するなど、世界中から⾼評価を獲得している。
光に満ちたやさしく淡い映像美、洗練されたサウンド、そして夢のように詩的で幻想的な世界観を紡ぎ出し、これまでのインド映画のイメージを一新、「ウォン・カーウァイを彷彿とさせる」と評判を呼んだ。 さらに、カパーリヤー監督は、2025年カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員にも大抜擢。シャーロット・ウェルズ監督(『aftersun/アフターサン』)、セリーヌ・ソン監督(『パスト
ライブス/再会』)など、30 代の若手女性監督たちの作品が世界の映画祭で脚光を浴びる中、現在39歳のカパーリヤー監督もまた、世界中から新たな才能として熱い注目を集めている。
ムンバイの病院で働くプラバは既婚だが、夫は外国へ行ったきり音沙汰がない。同僚のアヌは密かにイスラム教徒の恋人がいるが、親からお見合い結婚を迫られている。プラバとアヌは、ルームメイトだけれど少し距離がある。真面目で年上のプラバを演じるのは、「Biriyaani(原題)」でケーララ州映画賞・主演⼥優賞を受賞、2024年度東京フィルメックスで話題を呼んだ「女の子は女の子」に出演したカニ・クスルティ。陽気なアヌには「Ariyippu(原題)」でロカルノ国際映画祭国際コンペティション部門主演女優賞にノミネートされたディヴィヤ・プラバ。病院の食堂で働き、住居を追われ故郷に帰るパルヴァティには、日本でもスマッシュヒットを記録した『花嫁はどこへ︖』のベテラン俳優チャヤ・カダム。生きる様を表現するかのようなリアルな演技が、観る者の心の芯を静かに深く揺さぶる。
世代や境遇、性格も異なる三人の女性の共通点は、ままならない人生に葛藤しながらも、自由に生きたいと願っていること。はじめは分かり合えなかった三人が、互いを思いやり支え合っていく。そこにあるのは声高な共闘ではなく、ただ相手の存在を“認める”という温かな視線。彼女たちの姿に、国境も人種も超えて、共感が広がる。世界中に光を届ける新たな傑作が、この夏、日本を照らし出す。
(上映時間:118分)
2025年
8月 30日~
9月 5日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
水の中で深呼吸
自分は、女なのか、男なのか。
この気持ちは、恋なのか、友情なのか。
揺れ動く 10 代の心を、瑞々しい映像とともに描いた、ひと夏の物語が誕生した。
主人公・葵を演じたのは、『猿楽町で会いましょう』で第 31 回日本映画批評家大賞・新人女優賞受賞を果たし、『うみべの女の子』など数々の作品で主演を務める実力派俳優・石川瑠華。
“普通” とは何か、“自分らしさ” とは何か。 戸惑いながらも自身の輪郭を探し求める葵の心の機微を、ボーダーレスな空気感と繊細な演技で表現した。
さらに、中島瑠菜、倉田萌衣、佐々木悠華、松宮倫、八条院蔵人など、フレッシュな 10 代・20 代のキャストが脇を固める。
監督は、『スイート』で第 30 回キネコ国際映画祭の国際審査員特別賞、PTA 賞のほか、
モントリオール日本映画祭の短編映画最優秀賞を受賞した安井祥二。
木村文乃主演の『紋の光』も現在公開中の、気鋭の映像作家だ。『つれづれ』『からっぽのシュークリーム』など、自身の経験をもとに紡いだ作品では、常に登場人物の内面に寄り添い、観る者の心を静かに揺さぶってきた。
本作の主人公・葵が抱える悩みは、あなたの悩みと似ているかもしれないし、全く違うかもしれない。
だが、“普通” とは何か、“自分らしさ” とは何か──その問いは、きっと誰もが一度は自分自身に投げかけたことがあるはずだ。
本作では、言葉にならない想いを抱える主人公・葵を通して、全ての人の心に潜む “揺らぎ” を、静かな光で照らし出すことを試みた。
競い合い、ぶつかり、迷いながらも、ひたむきに前を向く葵たちの姿は、誰もが胸の奥に秘めている “青春の記憶” を、静かに呼び覚ます。
(上映時間:74分)
2025年
8月 30日~
9月 5日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
冬冬(トントン)の夏休みデジタルリマスター版
©CITY FILMS LTD.
台湾の名匠ホウ・シャオシェンが、祖父の住む田舎でひと夏を過ごす幼い兄妹の姿を通し、自然の美しさや子どもたちの友情をみずみずしく描いた名作ドラマ。
台北の小学校を卒業したトントンは、母が入院したため、幼い妹と2人で夏休みを田舎の祖父の家で過ごすことに。近所の子どもたちともすぐに仲良くなり、トントンは田畑を駆け回って楽しいひと夏を過ごす。一方、妹のティンティンはなかなか仲間に加えてもらうことができず、兄たちにいたずらをしたりして過ごしていたが、やがて台北から父親が迎えにきて……。
兄妹の父親役で、「恐怖分子」「ヤンヤン 夏の想い出」などで知られる映画監督のエドワード・ヤンが出演している。1990年に日本初公開。2016年および2025年にそれぞれデジタルリマスター版でリバイバル公開。
(上映時間:98分)
2025年
8月 23日~
8月 29日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
無名の人生
©鈴木竜也
2020年のコロナ禍を機に独学でアニメーション制作を始め、個人制作による短編作品で国内映画祭を総なめにした鈴木竜也監督が、たった1人で、1年半で描き上げた満を持しての長編デビュー作『無名の人生』の劇場公開が決定!
新宿武蔵野館での単館ロードーショーを皮切りに、順次全国各地での上映を予定しております!
『MAHOROBA(21)』ではブラック企業を脱走した男が無人島やパンデミックをサバイブする物語、続く『無法の愛(22)』でははみ出し者の男女の関係を軸に、現実社会で起きた無差別刺傷事件にも焦点を当てるなど、一貫して“不条理な世の中に生きる者たちの生き様”
をシニカルなタッチで描いてきた鈴木監督。
『無名の人生』は、東北の団地にひっそりと暮らすいじめられっ子の孤独な少年が、ある転校生と出会い、かつての父親の背中を追ってアイドルを目指すところから始まる物語。生まれてから死ぬまでに蔑称や源氏名など、いくつもの呼称で呼ばれた主人公の波乱に満ちた100年の生涯を、高齢ドライバーや芸能界の闇、若年層の不詳の死、戦争など、今まさに我々が直面する数々のセンセーショナルな社会問題を背景に全10章で描き切ります。そして、章ごとにタッチも色彩も変化し、観る者を飽きさせない変幻自在なアニメーションの果てに待つ、前代未聞の衝撃的なラストとは…。ぜひ劇場でご確認ください!
(上映時間:93分)
2025年
8月 16日~
8月 29日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
それでも私はThough I'm his daugter
©Yo-Pro
初日舞台挨拶
8月 16日 14:50の回上映後
ゲスト: 長塚洋
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
1995年3月、日本を震撼させた地下鉄サリン事件。その首謀者の娘として生まれた松本麗華(まつもと・りか)は父親が逮捕された当時12歳。以来、どこに行っても父の名、事件の記憶、そして「お前はどう償うのか?」という問いがつきまとってきた。
「虫も殺すな」と説いたはずの教団の信徒たちが起こした数々の凶行に衝撃を受け、父親が裁判途中で言動に異常を来したために、彼がそれら犯罪を命じたこともまだ受け入れ切れない。死刑の前に治療して事実を話させて欲しいとの彼女の願いに識者らも賛同し、真相を求め続けるが、間もなく突然の死刑執行。麗華は社会が父親の死を望んだと感じ、極度の悲しみと絶望のうちに生きることになる。それでも人並みの生活を営もうとするが、定職に就くことや銀行口座を作ることさえ拒まれる。国は麗華に対して教団の「幹部認定」をいまだに取り消さず、裁判所に不当を訴えても棄却されてしまう――。
(上映時間:119分)
2025年
8月 16日~
8月 29日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
太陽(ティダ)の運命
舞台挨拶
8月 17日 10:30の回上映後
ゲスト: 佐古忠彦
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
政治的立場は正反対であり、互いに反目しながらも国と激しく対峙した二人の沖縄県知事がいた。1972年の本土復帰後、第4代知事の大田昌秀(任期1990~98年)と第7代知事の翁長雄志(任期2014~18年)である。ともに県民から幅広い支持を得、保革にとらわれず県政を運営した。大田は、軍用地強制使用の代理署名拒否(1995)、一方の翁長は、辺野古埋め立て承認の取り消し(2015)によって国と法廷で争い、民主主義や地方自治のあり方、この国の矛盾を浮き彫りにした。大田と翁長、二人の「ティダ」(太陽の意。遥か昔の沖縄で首長=リーダーを表した言葉)は、知事として何を目指し、何と闘い、何に挫折し、そして何を成したのか。そこから見えるこの国の現在地とは―。
沖縄戦後史を描いた『米軍が最も恐れた男
その名は、カメジロー』2部作(2017/19)、戦中史を描いた『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』(2021)に続く佐古忠彦監督最新作は、それぞれの信念に生きた二人の知事の不屈の闘いをたどり、その人間的な魅力にも光を当て、彼らの人生に関わった多くの人々の貴重な証言を交えて沖縄現代史に切り込んだ、全国民必見のドキュメンタリーだ。
(上映時間:129分)
2025年
8月 16日~
8月 22日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
導火線 FLASH POINT
© Pegasus Motion Pictures Distribution Limited. All Rights Reserved.
「SPL
狼よ静かに死ね」「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」(06)のドニー・イェンとウィルソン・イップ監督がタッグを組んだクライムアクション。中国への返還を間近に控え、混沌とした空気が漂う1997年の香港を舞台に、ドニー・イェン扮する優秀だが正義感が強すぎる主人公の刑事が、ベトナム人マフィアとの壮絶な戦いを繰り広げる。
中国への返還が目前となった1997年の香港。正義感の強いマー刑事は、ベトナム人のアーチャー、トニー、タイガーの3兄弟が率いるマフィア組織を追っていた。相棒のウィルソン刑事が組織に潜入するも正体を見破られ、恋人のジュディを人質に取られてしまう。怒りに燃えたマーは、マフィア相手にただひとりで戦いを挑む。
ドニー・イェンは主演のほか、製作とアクション監督も兼任。伝統的な香港アクションに総合格闘技(MMA)の要素を融合させ、迫力あるアクションシーンを作り上げた。マー刑事の元相棒ウィルソンにルイス・クー、ウィルソンの恋人にファン・ビンビンが扮する。
(上映時間:87分)
2025年
8月 2日~
8月 15日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
黒川の女たち
©テレビ朝日
舞台挨拶
8月 3日 12:50の回上映後
ゲスト: 松原文枝
監督
戦時下の満洲で黒川開拓団の女性たちに起きた「接待」という名の性暴力の実態に迫ったドキュメンタリー。
1930~40年代に日本政府の国策のもと実施された満蒙開拓により、日本各地から中国・満洲の地に渡った満蒙開拓団。日本の敗戦が濃厚になるなか、1945年8月にソ連軍が満洲に侵攻し、開拓団の人々は過酷な状況に追い込まれた。岐阜県から渡った黒川開拓団の人々は生きて日本に帰るため、数えで18歳以上の15人の女性を性の相手として差し出すことで、敵であるソ連軍に助けを求めた。帰国後、女性たちを待ち受けていたのは差別と偏見の目だった。心身ともに傷を負った彼女たちの声はかき消され、この事実は長年にわたり伏せられることになる。しかし戦争から約70年が経った2013年、黒川の女性たちは手を携え、幾重にも重なる加害の事実を公の場で語りはじめた。
そんな女性たちのオーラルストーリーを、「ハマのドン」の松原文枝監督が丁寧に紡ぎ出す。俳優の大竹しのぶが語りを担当。
(上映時間:99分)
2025年
8月 9日~
8月 15日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
リー・ミラー彼女の瞳が映す世界
© BROUHAHA LEE LIMITED 2023
リー・ミラーが写し出す写真には、人間が持つ脆さと残酷さの両方が刻みこまれ、今もなお人々を惹きつける重要な歴史的記録として真実を伝えている。
「VOGUE」誌をはじめトップモデルとして華やかで自由な生活を謳歌し、マン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、コンデ・ナストら時の天才たちを魅了。類稀なる輝きは報道写真家に転身してからも光りを放ち、第二次世界大戦が始まるとその情熱とエネルギーは戦場へ向けられる。彼女はいかにして従軍記者になったのか、戦争の前線で目撃した真実、人生をかけて遺したものとは──。
彼女の生き方に大きく感銘したケイト・ウィンスレットが製作総指揮・主演で贈る、リー・ミラーの偉大で情熱的で数奇な運命が遂に映画化!
1938年フランス、リー・ミラー(ケイト・ウィンスレット)は、芸術家や詩人の親友たち──ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)らと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズ(アレクサンダー・スカルスガルド)と出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と出会い、チームを組む。1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーが自死した日、ミュンヘンにあるヒトラーのアパートの浴室で戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。
(上映時間:116分)
2025年
8月 9日~
8月 15日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
終戦80年企画 野火4K
©KADOKAWA 1959
自身のフィリピンでの戦争体験を基にした大岡昇平による戦争文学の最高傑作「野火」は1951年に発表され、第3回読売文学賞・小説賞を受賞。第二次世界大戦下、フィリピンのレイテ島を舞台に、病魔に侵された中年兵士が飢餓と孤独に苦しんだ末、目の当たりにした陰惨な戦場を描く。監督は『ビルマの竪琴』『東京オリンピック』『犬神家の一族』などの市川崑。脚本・和田夏十とタッグを組み1959年に念願の映画化。映像美の巨匠・市川崑が戦争における人間の真の姿を映し出した本作は、第33回キネマ旬報日本映画ベスト・テンほか国内だけなく海外でも高い評価を受け、第14回ロカルノ国際映画祭®グランプリ、ハンブルグ映画祭優秀映画賞、バンクーバー国際映画祭カナダ映画協会賞を受賞。2014年には、塚本晋也監督の同名作も公開され大きな話題となった。
第二次世界大戦末期、フィリピンのレイテ島。日本の敗北が濃厚な状況下で、肺病を患った一等兵・田村は部隊から追い出され、病院からも食糧不足を理由に入院を断られる。病院の前で、田村は同じく厄介者として見放された若い兵の永松、足の負傷で歩けなくなった中年兵の安田と出会う。病院が襲撃され、一人逃げた田村は、飢えに駆り立てられるように熱帯のジャングルを彷徨う。途中、別の部隊に同行するが、米軍の一斉砲撃により他の兵士たちは全滅し・・・。
(上映時間:105分)
2025年
8月 9日
野火(2014)
©SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
オンライン舞台挨拶
8月 9日 15:10の回上映後
ゲスト: 塚本晋也
監督
1959年に市川崑により映画化された大岡昇平の同名小説を塚本晋也の監督、脚本、製作、主演により再び映画化。日本軍の敗北が濃厚となった第二次世界大戦末期のフィリピン戦線。結核を患った田村一等兵は部隊を追放され、野戦病院へと送られる。しかし、野戦病院では食糧不足を理由に田村の入院を拒絶。再び舞い戻った部隊からも入隊を拒否されてしまう。空腹と孤独と戦いながら、レイテ島の暑さの中をさまよい続ける田村は、かつての仲間たちと再会する。戦場という異常な空間で極限状態に追い込まれた人間たちが描かれる。共演にリリー・フランキー、俳優デビュー作の「バレット・バレエ」以来の塚本監督作品への参加となるドラマーの中村達也。
(上映時間:87分 DCP上映)
2025年
8月 2日~
8月 8日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ウリリは黒魔術の夢をみた
フィリピン映画シーンの最先端をゆく時代の寵児ティミー・ハーンによる長編劇映画『ウリリは黒魔術の夢をみた』が、世界的パンデミックで上映が危ぶまれた中、満を持して日本初上陸する。本作は白石和彌監督やグザヴィエ・ドラン監督など次世代を代表する新人監督にフューチャーしたロッテルダム国際映画祭のBright
Future部門に正式出品されたお墨付き。ラヴ・ディアスを彷彿とさせるモノクロームの質感と、ダニエル・クロウズ風の不条理な世界観、そしてポストコロニアルに生きる現代フィリピン人のアイデンティティが融合した、オフビートな”真夏の悪夢”が疾走する。
撮影の舞台となったのは、アジア最大のアメリカ海軍基地の跡地にできた経済特区スービック。この街は1991年に襲ったピナトゥボ火山大噴火がきっかけでフィリピンへ基地が返還されたという背景を持つ、アメリカとフィリピンとのエディプス的な関係性を象徴する場所。そこが火山という原始的なパワーで破壊されたという事実は、フィリピン全土に大きな衝撃を与えた。フィリピンに深いアイデンティティを持つネイティブな才能たちは、その衝撃さえもユニークな映画へと昇華させ、エンターテインメント中心のなかで新しいシーンを作り始めている。社会問題をファンタジックに描いたアニメ作品のカール・ジョセフ・パパ(『行方不明』OAFF2024)、「闘鶏」というモチーフを通してフィリピン社会の闇をドキュメンタリーで斬るブライアン・ブラジル(『Lost
Sabungeros』QCinema2024)。そしてユニークなアート表現に挑戦しているのがティミー・ハーン。全編フィリピン語のタガログ・パワー漲る若さ溢れる「アフター・ピナトゥボ」ムービーが、ここに爆誕する。
スーパースターから名を借りて「マイケル・ジョーダン・ウリリ」と名付けられた赤ん坊はやがて、才能あるプレイヤーへと成長していた。伝説の背番号「23」を背負い、美しくもビッチな恋人との肉欲とバスケ賭博に明け暮れる青春。そんな中、アメリカ行きのチャンスが目の前にぶら下がるも皮肉な運命に導かれ、倒錯した大人たちが集うフィリピン・アンダーグラウンドへと踏み込んでゆく。それは彼にとって「真夏の悪夢(Dog
Days)」の始まりであった———。 ウリリに残されたものは、もはやカルメンの化身となった日本車ギャランΣのみ。果たして彼はバスケの神様に祝福された子どもだったのか、それとも?
(上映時間:124分)
2025年
8月 2日~
8月 8日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
終戦80年企画 ジョニーは戦場へ行った4K
©ALEXIA TRUST COMPANY LTD.
赤狩りによりハリウッドから追放されるも、『ローマの休日』『黒い牡牛』『スパルタカス』など脚本家として多くの名作を生み出し、2015年には彼をモデルにした映画『トランボ
ハリウッドに最も嫌われた男』も公開されたダルトン・トランボ。彼がアメリカの軍歌でも使われた志願兵募集の宣伝文句“Johnny Get Your
Gun”のパロディをタイトル(原題)に据え、第一次世界大戦時に身体のほぼ全ての器官を失った青年兵士の視点から戦争の闇を暴いた反戦小説「ジョニーは戦場へ行った」。第二次世界大戦直前の1939年に発表し物議を醸した問題作を、ベトナム戦争中の1971年にトランボ自らの脚本・監督で映画化。第24回カンヌ国際映画祭®で審査員特別グランプリほか三冠に輝き、日本でも1972年度芸術祭大賞を受賞した戦争映画の名作が50年以上の時を経て4K版日本初公開。
ジョーが目を覚ますと、病院のベッドの上に横たわっていた。第一次世界大戦下、志願してヨーロッパ戦線に出征したアメリカ兵の彼は、砲弾により目、鼻、口、耳を失い、運び込まれた病院で両腕、両脚も切断。首と頭がわずかに動き、皮膚感覚だけが残ったが、姓名不詳の<407号>と呼ばれ、軍部の実験材料として生かされる。鎮痛剤を打たれ意識が朦朧とする中、ジョーは想いを巡らせる。最愛の恋人カリーンとの出発前の一夜、釣り好きだった父親と過ごした日々…。
(上映時間:112分)
2025年
7月 26日~
8月 1日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
サブスタンス
カンヌ国際映画祭で上映されるや、映画祭&SNSのとんでもないフィーバーが話題となり、世界のバイヤーが殺到!
アカデミー賞をはじめ世界中の賞レースを席捲!
主演は今がキャリアの絶頂のデミ・ムーア。圧倒的怪演で“美&若さ”への執着を見せつけた。
弾けるような若さと美貌をこれでもかと振りかざしデミに対峙したのはマーガレット・クアリー。
監督と脚本を手掛けたのは天才・コラリー・ファルジャ。時代の1本として世界中で大ヒットを記録。
元トップ人気女優エリザベスは、50歳を超え、容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再生医療<サブスタンス>に手を出した。
接種するや、エリザベスの背を破り脱皮するかの如く現れたのは若く美しい、“エリザベス”の上位互換“スー”。抜群のルックスと、エリザベスの経験を持つ新たなスターの登場に色めき立つテレビ業界。スーは一足飛びに、スターダムへと駆け上がる。
一つの精神をシェアする存在であるエリザベスとスーは、それぞれの生命とコンディションを維持するために、一週毎に入れ替わらなければならないのだが、スーがタイムシェアリングのルールを破りはじめ―。
(上映時間:142分)
2025年
7月 26日~
8月 1日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
最後の乗客
2021年、世界を舞台に日々精力的に活動を続ける宮城県生まれの映画監督堀江貴が、「生を受けた故郷のために何ができるか」を自らに問い、その解答として『リバース Tohoku 2021
〜輝く未来へ〜』プロジェクトを立ち上げた。
そして最初の一歩として行ったのが、映画『最後の乗客』の制作。
クラウドファンディングで資金を調達し、コロナ禍による撮影延期などの紆余曲折を経ながら、2022年3月完成。
日本のとある平穏な地方都市を舞台に、静かに始まる物語。ありふれた日常を夜の闇が覆い隠してゆくミステリアスな展開と衝撃のラスト、そして得も言われぬ心地よい「読後感」は試写直後から大きな反響を呼び、世界各地の映画祭で絶賛、数多くの賞を獲得し、いよいよ日本でも全国公開の運びとなった。
とある東北の、小さな街の駅のロータリー。タクシーが数台、客待ちで駐車している。
タクシードライバーの遠藤(冨家ノリマサ)と竹ちゃん(谷田真吾)は、駅から出てくる帰宅客を眺め、最近タクシードライバーの間で噂になっている話をしていた。 「夜遅く浜街道流してっと、若い大学生くらいの子がポツンと立ってるんだって‥‥‥」竹ちゃんの話を一笑に付す、遠藤。
竹ちゃんと別れた遠藤はひとりタクシーのハンドルを握り、閑散とした夜の住宅街を流していた。
ふとライトが、人気のない深夜の県道脇に立ちタクシーを止めようと手をあげる若い女性(岩田華怜)を照らし出す。そして何もない荒廃した路上に突然現れた、小さな女の子と母親の二人連れ。
3人と秘密をのせたタクシーがたどりつく先にあるものとは―――。
(上映時間:55分)
2025年
7月 26日~
8月 1日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
私の親愛なるフーバオ
©2024 ACOMMZ and EVERLAND RESORT. All rights reserved
2016年に韓国にやって来たアイバオとローバオの自然繁殖により、2020年7月20日に韓国で初めて生まれたジャイアントパンダ、フーバオ。その誕生は多くの人々の祝福と共にあり、生まれた瞬間から全世界の注目の的となったスーパースターだ。「幸せを与える宝物」(福宝)という名前の通り、パンデミックの時期に多くの人々に心温まる慰めと癒しを与えた。彼女と両親、そして妹たち(ルイバオ、フイバオ)の貴重な映像の数々に思わず頬が緩むが、生まれた時からフーバオと過ごし、世話をしてきた飼育員たちの溢れる愛と葛藤にも焦点を当てた本作は、特別な感動をもたらす。プレゼントのように訪れた誕生の瞬間から、あらかじめ予定されていた別れ、そして再会まで。切なくも温かい真心がぎゅっと詰まった本作は、涙溢れる共感ムービーとして唯一無二の感動と幸せをお届けすることだろう。
コロナ禍に韓国で誕生したジャイアントパンダのフーバオは、韓国はもちろん、世界中から愛される存在へと成長した。4歳になる2024年、中国への帰国を間近に控えファンたちが悲しみに暮れる中、飼育員たちはフーバオの幸せを願い、中国行きの準備を粛々と続けていた。小さい頃遊んだようなハンモックを設置したり、大好きな菜の花畑を手入れしたり・・・。出発に向けた前向きな準備を整えながらも、次第に近づく別れを前に、飼育員たちの心も揺れ始める。
(上映時間:94分)
2025年
7月 12日~
7月 25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ネムルバカ
心地良さと焦りが同居する〈大学生〉という不思議な時間の中で、自分らしさを見つけようともがく若者たちを描いた傑作青春ストーリーがここに誕生!
〈後輩〉入巣柚実を演じるのは、乃木坂46の3期生としてデビューし、大河ドラマ「どうする家康」(23)『誰よりもつよく抱きしめて』(25)等の話題作に出演、俳優としてめざましい活躍を見せる久保史緒里。〈先輩〉鯨井ルカを演じるのは、是枝裕和監督の映画『奇跡』(11)でデビュー後、数々の映画やドラマに出演する平祐奈。本作では人生初の金髪&ギター演奏に挑戦している。この2人を取り巻く面々にも個性豊かなメンバーが集結。入巣の同級生・田口役には第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞して以降、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍する綱啓永。田口の友人であり独特な存在感を放つ伊藤役には「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で主人公を演じ一躍注目を浴びた樋口幸平。さらに兎(ロングコートダディ)、吉沢悠、伊能昌幸といった魅力あふれるキャストたちが集結した。原作は、『それでも町は廻っている』『天国大魔境』等で知られる漫画家・石黒正数が29歳の時に描き始めた青春コミック。そして当時の石黒と同世代の28歳にしてこの作品の実写映画化に挑んだのは『黄龍の村』(21)『ベイビーわるきゅーれ
ナイスデイズ』(24)等で話題を呼び、今最も注目される若手映画監督となった阪元裕吾監督。
時代を超えて愛され続けている傑作コミックが、最高のスタッフ・キャストによって待望の実写映画化!
大学の女子寮で同じ部屋に住む後輩・入巣柚実(久保史緒里)と先輩・鯨井ルカ(平祐奈)。入巣はこれといって打ち込むものがなく、何となく古本屋でバイトする日々を送っている。一方ルカはいつも金欠状態だがインディーズバンド「ピートモス」のギター・ヴォーカルとして、自らの夢を追いかけている。2人は安い居酒屋でダラダラ飲んだり、暇つぶしに古い海外ドラマを観たり…緩くもどこか心地よい日々を過ごしていた。そんなある時、ルカは大手音楽レコード会社から連絡を受け、2人の日常に大きな変化が訪れる…。
(上映時間:106分)
2025年
7月 5日~
7月 25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
海がきこえる
舞台挨拶
7月 6日 14:40の回上映後
ゲスト: 望月智充
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
『海がきこえる』海の日 限定入場者プレゼント
吉祥寺駅のホームに立つ姿が清々しい里伽子のシーンを使用した記念アイテム、クリアポストカードを「海の日」7月21日(月)に限り、入場者に先着・数量限定で配布いたします。
※画像はイメージです。
※お一人様一回のご鑑賞につき1点の配布。
※先着・数量限定のため、なくなり次第終了となります。
※劇場により数に限りがあります、あらかじめご了承ください。
※プレゼントは非売品になります。転売はご遠慮ください。
「月刊アニメージュ」に連載された氷室冴子の小説を、「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」のスタジオジブリがアニメ化した青春ストーリー。
高知県に暮らす高校生の杜崎拓。2年生のある時、東京から武藤里伽子という転校生がやってくる。勉強もスポーツも万能で美人の彼女は、瞬く間に学校中で知られた存在となるが、里伽子自身は周囲になじもうとしなかった。拓の中学以来の親友である松野は里伽子にひかれていたが、拓にとっての里伽子は、松野の片思い相手という、それだけの存在だった。しかし、高校3年のハワイの修学旅行で起こったあることをきっかけに、拓は里伽子が抱えている家庭の問題を知り、それによって2人の距離は縮まっていくようにみえたが……。
日本テレビ開局40周年記念番組として製作されたテレビ向けのスペシャルアニメ。「きまぐれオレンジ★ロード あの日にかえりたい」「ここはグリーン・ウッド」などの青春劇を手がけてきた望月智充を監督に迎え、スタジオジブリの若手スタッフが中心となって手がけた。1993年5月5日にテレビ初放送。同年内にいくつかの劇場で公開もされた。
(上映時間:72分)
2025年
7月 12日~
7月 25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
能登デモクラシー
©石川テレビ放送
舞台挨拶
7月 13日 14:20の回上映後
ゲスト: 五百旗頭幸男
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
能登半島の中央に位置する石川県穴水町。人口は7000人を下回り、若者と高齢者の数がともに減りゆく「人口減少の最終段階」に入っている。コンパクトシティを推進する町の中心部から悪路を進んだ限界集落に暮らす元・中学校教師の滝井元之さん。2020年から手書きの新聞「紡ぐ」を発行し、利益誘導型の政策や町の未来に警鐘を鳴らし続けている。穏やかな穴水湾をのぞむこの町の伝統漁法「ボラ待ちやぐら」。我慢強さは町民性ともいえるが、滝井さんはこう記す「何もしなければ、何も変わらない」。石川テレビのクルーは市井からの眼差しにローカルメディアの存在意義を重ねながら、惰性と忖度蔓延る役場と町議会の関係の歪さを浮き彫りにしていく。
2024年1月1日、能登半島地震が発生した。
カメラは思わぬ事態に見舞われた町と人びとの営みをつぶさに見つめる。そして、同年5月に放送されたテレビ版が、穴水に大きな風穴を開けた。「このままでは町がなくなる」。声を寄せ、届け、耳を傾ける。映画は確かな変化の芽吹きを映し出していくのだが――。
監督は石川テレビの五百旗頭幸男。『はりぼて』では富山市議会の不正を暴き、市議が次々とドミノ辞職。ムラ社会の父権的な空気をあぶり出した『裸のムラ』は、映画公開後に馳浩石川県知事の定例会見拒否問題にまで発展した。映画の終盤、ここぞとばかりに、まことしやかに囁かれる穴水町最大の“タブー”に斬り込んでいく五百旗頭。投げかけた言葉に込めた思いとは。
この町で、この国で、果たして民主主義は生き残れるのか。一縷の望みに賭ける穴水からのラブレター!
(上映時間:101分)
2025年
6月 28日~
7月 11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
みんな笑え
舞台挨拶
7月 5日 14:10の回上映後
ゲスト: 野辺富三
さん(主演)、 鈴木太一
監督
<料金>
一律1,700円
※本作の前売券(全国共通特別鑑賞券)はご使用いただけます
独特の感性で話題を呼んでいる映画監督の鈴木太一(『くそガキの告白』『生きててよかった』)と、若き日に蜷川幸雄演出の舞台に何度も立ちながら下積みを重ね、五十歳を過ぎた唯一無二の個性派俳優、野辺富三とが出会い、鈴木太一が情けない自分自身と野辺の境遇を照らし合わせながらオリジナル脚本を執筆。五十歳の弱者男性、二代目の落ちぶれた落語家を主人公に、演芸の世界で生きる人々の現実や、親子、師弟の関係、介護問題、歪な恋愛模様を独自の視線で描き、野辺富三主演デビューにふさわしい不器用な快作がここに誕生した。
共演には2024年、主演作『凪の憂鬱』で高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞した辻凪子を筆頭に、バイプレーヤーの名手・渡辺哲、力強い演技が魅力の片岡礼子、鈴木太一作品には欠かせない今野浩喜など、個性豊かな実力派俳優たちが顔を揃える。
人気もない、人望もない、野心もない、恋人もずっといない、五十歳の最低な落語家、太紋。家に帰れば認知症によって引退した師匠である父の介護の毎日。そんなある日、売れない若手漫才師、希子と出会ったことで太紋は自分の人生を見つめ直していく。落ちぶれた落語家の虚しい生き様を通して描く、落語と漫才、親と子をめぐる、熱くほろ苦い人間賛歌である。
(上映時間:105分)
2025年
7月 5日~
7月 11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
百万長者と結婚する方法新吹替版
ライブ音声ガイド付き上映
7月 11日 10:30の回
ガイド: 声なびシネマわかばさん
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
3人の女性が始めた高級アパートでのルームシェア生活。
共通の夢は、百万長者との結婚!!
気の強いシャッツィ(ローレン・バコール/大谷育江)、セクシーだが極度の近視のポーラ(マリリン・モンロー/Lynn)、うっかり者のロコ(ベティー・グレイブル/ファイルーズあい)は、あの手この手で百万長者のハートを掴もうと奮戦。
そんな中、シャッツィはトム・ブルックマン(キャメロン・ミッチェル:落合福嗣)と出会い、求婚されるが…彼のみすぼらしい服装に失笑、相手にすらしなかった。
3人はパーティーでそれぞれ百万長者と出会い、何とか結婚にこぎ着けようとするが、
予想外の展開が待っていた!
映画の表現としてタブーとされていた「愛よりお金が大切!」というストレートなメッセージをマリリン・モンローが伝えたことで、アメリカ社会にセンセーショナルな衝撃が走った。
やがて彼女はスターとしての地位を確固たるものにした。
「名画新吹き替えシリーズ N.E.M.(New Era
Movies)」は、誰もがタイトルを知っている往年の名画に、アニメや映画、ドラマ、コンサートなど多方面で活躍している、当代の声優や俳優が、新たに声を吹き替えたシリーズです。
(上映時間:96分)
2025年
6月 28日~
7月 4日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
レ・ミゼラブルデジタルリマスター/リミックス
1985年ロンドンでの初演以来、全世界の観客動員総数は1億3,000万人を突破、紛れもなく“世界の演劇史を代表する作品の一つ”である『レ・ミゼラブル』。本作は、その舞台の興奮と感動を、超一級のキャストとスタッフの手によって丸ごとスクリーンに封じ込めて完全映画化。すべての人々に生涯忘れられない映画体験をもたらす至高の感動作だ。
2012年の日本公開時には各地の映画館で終映後にスタンディングオベーションが巻き起こり、拍手喝采が鳴り響いた。感動が感動を呼び、国内興収約60億円の大ヒットを記録し、ミュージカル映画として揺るぎない名声と地位を得ている。その「レ・ミゼラブル」がいよいよ12年の時を経て、最新技術によって鮮やかに美音・美画に生まれ変わり、新たなる伝説を築く!
自分を偽る生き方を強いられながらも、人としての正しい道を模索し、波乱万丈の人生を歩むバルジャン。彼の心の旅を軸に多彩な登場人物の運命が交錯する本作は、絶望的な環境にあってもよりよい明日を信じ、今日を懸命に生き抜く人々の姿をリアルなまなざしで描き出す。その中心あるのは、様々な形で表現される「真実の愛」だ。離れて暮らす娘コゼットを思いやるファンテーヌの母の愛。バルジャンがコゼットに注ぐ無償の愛。コゼットのバルジャンに寄せる無垢な愛。コゼットと恋人マリウスの間に通い合う純愛。いくつもの愛のエピソードが、見る者の感情を揺り動かし、忘れがたい名場面の数々を作り出していく。
生きるのが難しい時代だからこそ輝きを増す人と人の絆。誰かのために生きることの尊さ。困難に立ち向かっていく勇気と、希望を持つことの大切さ。それらを高らかに謳いあげた『レ・ミゼラブル』―
いまの私たちが心から欲し、共感できる映画がここにある。
(上映時間:158分)
2025年
6月 21日~
7月 4日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
アバウト・タイム愛おしい時間について
© Universal Pictures
来場者さま特典
TRUNK BY SHOTO GALLERY コラボレーション『アバウト・タイム 愛おしい時間について』 オリジナルメッセージカード
“PLAY FUL(あそび心)”をコンセプトに世界で一つだけのウェディングが叶う「TRUNK BY SHOTO GALLERY」とコラボレーションした『アバウト・タイム
愛おしい時間について』オリジナルメッセージカード。
※画像はイメージです。
※先着順でプレゼント。数量限定のため、配布期間内でもなくなり次第終了となります。
※お一人様一回のご鑑賞につき1点の配布。
※劇場により数に限りがあります、あらかじめご了承ください。
※プレゼントは非売品になります。転売はご遠慮ください。
ライブ音声ガイド付き上映
7月 4日 12:40の回
ガイド: 檀 鼓太郎さん(バリアフリー活弁士)
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
イギリス南西部に住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ。風変りだけど仲良し家族。しかし、自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになるティム。弁護士を目指してロンドンへ移り住んでからは、チャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちる。ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに!なんとか彼女の愛を勝ち取り、その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、あらゆる能力を使っても回避することは不可能なのだと……。そして、本当の愛とは、幸せとは何なのかを知る。同時に、ティムと時間の旅をともにする私たちも、愛と幸せの本質を実感することになる。
(上映時間:124分)
2025年
6月 14日~
6月 27日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
侍タイムスリッパー【デラックス版】
©2024未来映画社
今回は、泣く泣くカットされた未発表シーンを追加した【デラックス版】の上映決定!
本作は、武士が落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップし、「斬られ役」として生きていく姿を描いたコメディ作品。米農家でもあり、本作を手掛けた安田淳一監督は「『カメラを止めるな!』を目指して作った」と語っており、自主制作映画でありながらも、時代劇の本場・東映京都撮影所の協力を得て撮影された時代劇となっている。さらに、劇場では不特定多数の人々が暗闇のなかで笑い声をあげながら時間を共有し、エンドロールでは作品へのリスペクトと感謝を込めた拍手に包まれる一体感。本来あってほしい映画の姿が『侍タイムスリッパー』にはあり、老若男女を問わずに支持されている大きな理由となっている。まさに6年前を彷彿とさせ、「100年に一度の奇跡」と言われたあのブームの再来である!その希望となるべく、9月13日(金)以降、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ
日比谷をはじめとする全国50館以上の映画館にて全国拡大上映が決定。さらに今後も続々と上映館が決定している。『侍タイムスリッパー』が日本中に旋風を巻き起こす!!!
(上映時間:136分)
2025年
6月 14日~
6月 27日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ハッピー☆エンド
©まほろばスタジオ
「在宅緩和ケア」を選択した5つの家族を取材したドキュメンタリー。
過酷な延命治療で苦しむことなく、住み慣れた家で心と身体の苦痛をやわらげながら自分らしい日常生活を送れるようにする「在宅緩和ケア」。末期がんで余命宣告を受け、病院での治療をやめて自宅で過ごすことを選んだ患者たちとその家族を取材。在宅緩和ケアで2000人以上を看取った経験のある萬田緑平医師による適切な指導のもと、患者たちが最期まで自然体で生きぬく姿を映しだす。同時に、自宅で一緒に過ごす家族が在宅緩和ケアのなかで気持ちを整理し、納得してお別れの時間を過ごす様子にもカメラを向けた。2018年に他界した俳優・樹木希林の講演会時の映像も使用。
「いただきます」「夢みる小学校」など教育や農業、食育を題材にドキュメンタリー作品を制作してきたオオタヴィン監督が、本作では医療をテーマに据え、生きる喜びを問い直す。佐藤浩市と室井滋がナレーションを担当。
(上映時間:85分)
2025年
6月 14日~
6月 20日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
天国の日々 4K
© 2025, 1978 BY PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
自然光にこだわり徹底したリアリズムで描かれた本作は、公開当時から高く評価されてきた。“マジック・アワー”と呼ばれる日没間近の柔らかい光の中で撮影するために、1日の撮影時間は日没前のわずか20分間。テレンス・マリック監督と撮影監督ネストール・アルメンドロスは「グリフィスやチャップリンの時代を思わせるような」、「屋内はフェルメールの絵画のような」と映像のイメージを共有し合った。2人の狙い通り、美しい画面づくりには成功したが、一方でその極度なこだわりのため、スケジュールや予算は予定を大きく超過。プロデューサーのバート・シュナイダーは自宅を抵当に入れたという。次回作のあったアルメンドロスは最後まで撮影監督を務めることが出来ず、途中でハスケル・ウェクスラーに引き継ぎ完成させた執念の一作。この作品に全てを注いだマリックが次回作の『シン・レッド・ライン』(98)までの20年間、1本も映画を撮らなかったことは長年にわたり映画界の伝説として語られている。
音楽は巨匠エンニオ・モリコーネ。オープニング曲はマリックの希望でサン=サーンスの「動物の謝肉祭」が使用され、モリコーネはこの曲に合うように劇中の音楽を作曲した。彼にとって初めてのアカデミー賞作曲賞ノミネート作品となり、第33回英国アカデミー賞で作曲賞を受賞。
20世紀初頭のテキサス。青年ビル(リチャード・ギア)はシカゴでトラブルを起こし、妹のリンダ(リンダ・マンズ)、ビルの恋人アビー(ブルック・アダムス)とともに広大な麦畑に流れ着く。3人は裕福な地主のチャック(サム・シェパード)のために麦刈りの仕事をすることになった。秋が近づくころチャックは不治の病に侵されていることを医師から告げられる。麦刈りの時期が終わると労働者たちはそれぞれの故郷に帰ることになっていたが、チャックはアビーを見初め周囲の反対も聞かず結婚を申し込む。自分が身を引いた方がいいと悟ったビルは一人その地を去っていく。しかし翌年彼が再びテキサスに戻ってきたことからビル、チャック、アビーの3人は思わぬ展開を迎えた。
(上映時間:94分)
2025年
6月 7日~
6月 13日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
REQUIEM~ある作曲家の物語~
©2024「REQUIEM」製作委員会
初日舞台挨拶
6月 7日 15:00の回上映後
ゲスト: 菅野祐悟
監督
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
数々の映画やドラマ、アニメの音楽を手掛ける作曲家・菅野祐悟が長篇映画監督デビュー作 REQUIEM~ある作曲家の物語~を完成させた。
菅野監督自身の話ではないかと想像してしまうような、作曲家の愛と苦悩を描いたストーリーを美しい映像と音楽、独特の色彩感で映し出す。
作曲家でなければ描けない極上の音楽映画が誕生した。
『天賦の才』が故に翻弄される作曲家、城島匠。傍日には「売れっ子作曲家」として、順風満帆に見える城島だが、今は亡き、親友、神野慎吾と交わされた『約束』を果たすために、人知れず苦悩しながら作曲を続けている。
たまたま取材を通して知り合った向井紗枝は天真爛漫な性格で、真っ直ぐに城島に向き合い想いを寄せていく。弟子の姫野も、そのふたりの関係に巻き込まれていく。そんな時、城島の最大支援者、“伯爵”菅原正義の周囲に黒い事件が巻き起こる・・・
心に深い闇を抱え、多くの愛を受けながらも、愛に飢え、愛に苦しみ、葛藤し続ける作曲家がたどり着いた音楽(レクイエム)とは?これは “愛深き故に愛に苦しむ” ある作曲家の物語である。
(上映時間:101分)
2025年
5月 31日~
6月 13日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
お坊さまと鉄砲
© 2023 Dangphu Dingphu: A 3 Pigs Production & Journey to the East Films
Ltd.
All rights reserved
※配布は終了しました。ありがとうございました。
来場者さま特典
ブータンのお茶お試しサンプル(非売品)
レイ・ブータン・ハーブティーシリーズがお試しいただける1包入りの個包装です。
ブータン産の自生レモングラス100%の「レモングラスティー」
同じく自生のローズヒップとサジーリーフを加えた「LRS ブレンドティー」
日本の有機緑茶を加えた「煎茶ブレンドティー」
※種類はお選びいただけません
※先着順、無くなり次第終了
2006年、国民に愛された国王の退位により、民主化へと転換を図ることになったブータンで、選挙の実施を目指して模擬選挙が行われることになる。周囲を山に囲まれたウラの村で、この報を聞いた高僧は、なぜか若い僧に銃を手に入れるよう指示する。時を同じくしてアメリカから“幻の銃”を探しにアンティークの銃コレクターがやって来て、村全体を巻き込んで思いがけない騒動が持ち上がる……。
長編映画監督デビュー作の『ブータン
山の教室』(2019)が世界中でサプライズヒット、第94回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされ、ブータン映画初のオスカー候補という歴史的快挙を成し遂げたパオ・チョニン・ドルジ監督、待望の第2作。前作では秘境ともいえる地で、伝統を守りながら生きる人々の暮らしを活写しつつ、“学ぶ”ことによって未来は切り開かれていくのだと示した監督が、今回モティーフに選んだのは「選挙」。初めての選挙によって“変化”を求められ戸惑う村の人々の姿を、前作同様、温かい眼差しと飄々としたユーモアで紡ぎながら、本当の幸せとは何かを、観る者に問いかける。
2006年、国王陛下が退位の意向を発表し、ブータンは民主主義体制へと移行する。総選挙で新しいリーダーを選ぶ必要があるが、ブータンでは選挙を実施したことがない。国民の理解促進を図るため、政府は選挙委員をブータン全土に派遣し、4日後に“模擬選挙”の実施を決定する。
周囲を山に囲まれたウラ村。山で瞑想修行中のラマのもとを訪れた僧侶のタシは、模擬選挙の報を聞いたラマから「次の満月までに銃を二丁手に入れてほしい」と頼まれる。戸惑うタシに、ラマは「物事を正さねばならん」と話す。
時を同じくして、銃コレクターのロンがブータンに到着。ウラ村に昔の貴重な銃があると知り、アメリカから取引にやってきたのだ。ロンは、運転手と通訳を務めるベンジとともに村へ向かう。
一方タシは、村中の家々を尋ね歩き、ペンジョーという村人の家に銃があるという噂を手に入れる。銃を譲ってもらうためペンジョーの家に向かうが、一足先にロンとベンジが訪れていて……。
ラマが銃を必要とした理由は? 選挙は、村人たちに幸せをもたらすのか―。
(上映時間:112分)
2025年
5月 31日~
6月 13日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
リュミエール!リュミエール!
© Institut Lumière 2024
前作『リュミエール!』は、2017年1月25日、フランス国内の映画館45館で公開され、13万人6千人を動員、世界では日本(2017/10/28公開)を含む33か国以上で公開され、映画ドキュメンタリーとして大成功を収めた。その続編である新たなリュミエールの作品群をまとめた長編映画『リュミエール!リュミエール!』(英題:“LUMIÈRE!
THE ADVENTURE CONTINUES”)が、映画誕生から130年後の現在、新たに完成した。
監督・脚本・編集・プロデューサー・ナレーションを務めるのは、前作同様、リヨンにあるリュミエール研究所所長、カンヌ国際映画祭総代表、ティエリー・フレモー氏である。
本作は前作同様、リュミエール作品のみをつなげたドキュメンタリーであり、これらの魅力あふれる“映像”が映画全体を構成している。リュミエール映画は、1895年の『工場の出口』から始まり、1905年まで続く史上初の映画作品であり、全部で約1,400~1,500本存在する。この豊富な作品の中から、110本が厳選され、完璧な修復が施され、その魅力がフレモー氏の解説と共に紹介されていく。
前作とは違う、本作の新たな焦点は、リュミエール兄弟の代表的な作品をより深く考察することができる構成となっている。例えば、世界で初めて有料公開された『工場の出口』は、何種類もの映像が残っており、その中から選りすぐられた作品が上映されたことが、フレモー氏による解説で、観ているものは理解できる。そして、前作では世界的に有名な作品が取り上げられたのに対し、本作では、これまで全く知られていない珍しい作品など、世界初お披露目となる作品等も紹介している。これらの作品の多くは、極めて優れた想像力、独創性、技術的な斬新さを示し、被写体はより珍しく、より特異であり、映像は最高品質の素材から作られた素晴らしいものとなっている。
さらに、フレモー氏の解説は、これらのあまり知られていない映像を、より詳細な歴史的観点から、そして哲学的・美学的観点から探求している。例えば、当時の映像における、優れた技術を強調する一方で、スケール、芸術的意図、映画的視点について、リュミエール兄弟の作品に深く思いを馳せているのである。
(上映時間:105分)
2025年
5月 24日~
6月 6日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
恋するピアニスト フジコ・ヘミング
©2024「恋するピアニストフジコ・ヘミング」フィルムパートナーズ
―― 子どもの頃、寝床に着くと聞こえてきたのは、母が弾くショパンの「ノクターン」。
その音楽に魅了され、ピアノに触れた時から、フジコの音楽の旅が始まった。
数奇な運命をたどり、世間から注目されたのは60代後半。いくつもの苦難が訪れても、フジコはピアノを弾くことを決してやめなかった。
90歳を超えてもなお、世界中で精力的に演奏を続け、公演はどこもソールドアウト。2024年もたくさんの公演を控えていた中、フジコは4月に急逝した。
演奏の原動力となったのは、家族である動物たちや自分を信じること。各国に家を持ち、愛する猫や犬たちに囲まれ、ピアノを弾く毎日が、彼女の愛すべき世界だった。
2018年に異例のロングランヒットを記録した映画『フジコ・ヘミングの時間』から6年。
本作はフジコの2020年から4年間の旅路を演奏と共に描くドキュメンタリー作品となっています。
戦時中を過ごした岡山に残されているピアノとの再会、父や弟との思い出、コロナ禍での暮らしと祈りを捧げる演奏、思い出の地・横浜でのドラマティックなステージ、そして秘めた恋の話――。フジコはどんな時も、自分らしく生きてきた。
2023年3月、フランス・パリ、コンセルヴァトワール劇場でのコンサートでは、「ラ・カンパネラ」「別れの曲」「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、数々の名曲が披露された。「最後の演奏会はどんなものにしたい?」の問いに、パリでの演奏会のようにしたいと話していたフジコ。
大切な場所で、過去と記憶が交差し、フジコの人生とともにあった魂の演奏に思わず涙があふれる――。
(上映時間:119分)
2025年
5月 24日~
5月 30日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ミッシング・チャイルド・ ビデオテープ
来場者さま特典
人気ホラー作家・背筋特別書き下ろしスピンオフ短編小説「未必の故意」
※数量限定につき無くなり次第終了
※お1人様1冊の配布となります
日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」(主催:KADOKAWA)にて大賞を受賞した、近藤亮太監督の同名短編映画が、主演に杉田雷麟、主要キャストに平井亜門、森田想、藤井隆を迎え長編映画化。
総合プロデューサーにはヒット作連発の重鎮・清水崇。映画監督デビューとなる近藤は、テレビ東京ドラマ「イシナガキクエを探しています」で演出を務め話題を集めるなど、ホラー界に彗星のごとく現れた超注目株。近藤監督のオリジナル原案となる本作は、弟の失踪にまつわるある家族に残された一本のVHSテープの粗い画像に閉じ込められた、底冷えするような真の恐怖を体感できる、Jホラー好き待望の新次元ホラー映画!
敬太(杉田雷麟)は幼い頃、弟・日向が自分と出かけた山で失踪するという過去を持ち、今は失踪した人間を探すボランティア活動を続けていた。そして、ある日突然母から古いビデオテープが送られてくる。それは、日向がいなくなる瞬間を映したビデオテープだった。
霊感を持つ同居人の司(平井亜門)はそのテープに禍々しい雰囲気を感じ、敬太に深入りしないよう助言するが、敬太はずっと自分についてまわる忌まわしい過去を辿るべく動き出す。そんな敬太を記事ネタの対象として追いかけていた新聞記者の美琴(森田想)も帯同し、3人は日向がいなくなった“山”に向かう…。
(上映時間:104分)
2025年
5月 17日~
5月 30日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
郷愁鉄路~台湾、こころの旅~
© Pineal Culture Studio
アフタートーク
5月 17日 14:45の回上映後
ゲスト: 結解喜幸
(けっけ・よしゆき)さん(旅行写真作家)
聞き手: 渋谷哲也
さん(日本大学教授)
台湾南部の鉄道路線「南廻線」。パイナップル畑や線路の近くまで迫る海など大自然の中をSLやディーゼル列車がのんびりと走り抜ける旅情豊かな路線だったが、2020年に全線で電化され、その模様は変化を遂げた。台湾でドキュメンタリー監督として活躍するシャオ・ジュイジェン監督が4年の歳月をかけ、失われていく沿線の原風景と鉄路をカメラにおさめ、鉄道員やその家族、「南廻線」を愛する人々の想いを記録として残した。
本作を完成させるため、シャオ・ジュイジェン監督のもとに台湾映画界を代表する精鋭スタッフ陣が集まった。4年間で撮りためた莫大な映像を巧みにつなぎ合わせたのはチェン・ボーウェン。さまざまな列車の走る音を繊細に映像に載せたのは音響の巨匠
ドゥ・ドゥーチー。そして台湾民謡の要素を取り入れた音楽は、是枝裕和監督『幻の光』やホウ・シャオシェン監督『戯夢人生』などの音楽を手掛けたチェン・ミンジャンが作曲している。
(上映時間:106分)
2025年
5月 10日~
5月 23日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
KIDDO キドー
©2023 STUDIO RUBA
※配布は終了しました。ありがとうございました。
来場者さま特典
ポストカードプレゼント
※数量限定
※無くなり次第終了
※種類はお選びいただけません
監督を務めたのは、そのビジュアルセンスと遊び心あふれる作風で注目を集めているオランダの新星、ザラ・ドヴィンガー。長編デビュー作の本作はベルリン国際映画祭に正式出品、カンヌジュニア映画にも選出され、本作を鑑賞した映画監督のショーン・ベイカーからも絶賛されるなど、世界各国から称賛の声が寄せられた。2人の旅を彩るのはダスティ・スプリングフィールドの「Stay
Awhile」やペニー・アンド・ザ・クォーターズの「You and
Me」など1960~70年代の印象的なサウンドトラック。アメリカン・ニューシネマへの愛をちりばめた、どこか懐かしくもまったく新しいロードムービーが誕生した。
ママがやって来る!児童養護施設で暮らす11歳の少女ルーのもとに、離れ離れだった母親のカリーナから突然連絡が入る。自称ハリウッドスターのカリーナは、再会を喜ぶルーを勝手に施設から連れ出し、「ポーランドのおばあちゃんのところへ行く」と告げる。カリーナにはルーとずっと一緒にいるための、ある計画があったのだ。「人生はゼロか100かよ、お嬢ちゃんキドー」。ルーは破天荒な言動を見せるカリーナに戸惑いながらも、母親と一緒にいたいという思いでついていくのだが…。
(上映時間:91分)
2025年
5月 10日~
5月 23日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ドリーミン・ワイルド名もなき家族のうた
©2022 Fruitland, LLC. All rights reserved.sundae-films.com/dreamin-wild
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でオスカーに輝いた名優ケイシー・アフレックを主演に迎え、『ラブ&マーシー
終わらないメロディー』の監督ビル・ポーラッド、アカデミー賞®︎作品賞受賞『グリーンブック』、『それでも夜は明ける』の製作陣がタッグを組み、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話を映画化。1979年に10代で作った1枚のアルバムが、夢破れてから約30年後に”埋もれた傑作”として再評価され、注目を集めた兄弟とその家族の半生を、世界最高峰の俳優と製作陣が繊細かつ感動的に描き出す。
共演には『(500)日のサマー』のズーイー・デシャネル、『ハニーボーイ』の若手実力派ノア・ジュプが集結。圧巻の演奏シーンに加え、ボブ・ディランの楽曲をはじめ70年代前後に人気を博した珠玉の名曲たちが作品を彩る。”叶わなかった夢”から続いてきた人生に光が差したときに浮かびあがる、家族との深い絆。世界が心を奪われた、新たなる音楽映画の傑作が遂に日本に上陸する。
1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’
Wild」。10代だったドニーは兄とデュオを結成し、父が息子たちのために自作したスタジオで数々の楽曲を生み出した。家族に支えられ情熱を注ぎ込んで作ったアルバムだったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後――。思い描いていた夢とは程遠い人生を送っていたドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。思いもよらない成功に家族は喜ぶが、ドニーは目を背けてきた過去や感情と向き合うことになり…。
(上映時間:111分)
2025年
5月 10日~
5月 16日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
初級演技レッスン
© 2024埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
初日舞台挨拶
5月 10日 15:40の回上映後
ゲスト: 串田壮史
監督
<特別料金>
一律1,700円(無料鑑賞なし)
※予約なし、当日券のみ
※トーク20分、その後サイン会(パンフレットご購入の方のみ)
「写真の女」「マイマザーズアイズ」で国内外から注目を集める串田壮史が監督・脚本を手がけ、謎の男による演技レッスンを受講した少年と女性の奇妙な体験を独創的な映像表現で描いた作品。
父を亡くした子役俳優の一晟は、学校からの帰り道に「初級演技レッスン」と書かれた看板が古工場に掲げられているのを見つける。恐るおそる中に入ってみると、そこには全身黒ずくめのミステリアスな演技講師・蝶野がいた。その場で即興演技に挑戦した一晟は、不思議な体験をする。一方、一晟が通う学校の担任教師・千歌子は、学校で「演劇教育の必須科目化」の是非が問われるなか、何かに導かれるように「初級演技レッスン」を訪れ蝶野と出会う。
「ケンとカズ」をはじめ映画やドラマで幅広く活躍する毎熊克哉が演技講師・蝶野、「夜明けまでバス停で」の大西礼芳が教師・千歌子、「雑魚どもよ、大志を抱け!」の岩田奏が子役俳優・一晟をそれぞれ演じた。
(上映時間:90分)
2025年
5月 3日~
5月 16日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
オーガスト・マイ・ヘヴン
©Roadstead
初日舞台挨拶
5月 3日 17:10の回上映後
ゲスト: 工藤梨穂
監督
※予約なし、当日券のみ
※トークは30分の予定
※サイン会なし(物販なし)
黒沢清監督による大ヒット作『Chime』を生み出した、映画制作レーベル「Roadstead(ロードステッド)」。新たな注目作として呼び声が高いオリジナル映画第2弾『オーガスト・マイ・ヘヴン』の劇場公開が決定!
監督は、『オーファンズ・ブルース』が第40回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2018」グランプリに輝いた工藤梨穂。商業デビュー作『裸足で鳴らしてみせろ』(’21)は第51回ロッテルダム国際映画祭に正式招待されるなど、国内のみならず海外からも称賛を浴び、その動向が注目されている。『オーガスト・マイ・ヘヴン』は『Chime』とともに、第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門(Berlinale
Special)に正式招待。奇妙な人間関係のゆくえを描いた工藤監督の意欲作は世界各国の映画ファンに熱狂的に迎えられ、数多くの賞賛の声を浴びた。
旧友になりすました女と親友の二人の青年。
奇妙で刹那的な旅の先にあるものとは
真夏の京都の地で撮影された本作は、“誰かを演じる”ことによって運命的に交錯する男女三人の巡り合わせの旅を描く工藤梨穂監督のRoadsteadオリジナル映画作品である。若手のキャスト・スタッフが結集し、ここに新たな青春映画が生まれた。
主演を務めるのは『オーファンズ・ブルース』以来、工藤と再タッグを組む村旧友“いづみ”になりすます代理出席屋の女・城野譲役を演じる。譲に思いを寄せる中華料理屋の男・三枝南平役には『裸足で鳴らしてみせろ』の諏訪珠理。そして、長い失踪から突然帰還した南平の親友・長谷薫役に『PLASTIC』の藤江琢磨が名を連ねた。そのほか、長谷川七虹、山﨑龍吾、西出明、鈴木卓爾が脇を固めている。さらにシンガーソングライターのsomaが音楽を担当。工藤の前作『裸足で鳴らしてみせろ』での制作を経て、再びsomaによって手掛けられた本作の映画音楽は繊細かつ大胆に彼らの出会いと旅を彩る。
(上映時間:40分)
2025年
5月 3日、
5月 5日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
カラオケ行こ!
©2024『カラオケ行こ!』製作委員会
『カラオケ行こ!』大感謝祭2025開催!絶唱応援上映(紅マサラ)&成田狂児大生誕祭
5月 5日(月・祝) 16:30の回
ご来場者さまプレゼント
トリプルコラボカード
B6サイズ 【表】祭林組カラオケ大会のスペシャルフォト 【裏】TVアニメキービジュアルと原作キービジュアル
配布期間:5月3日(土・祝)、5月5日(月・祝)のみ
※数量限定につき無くなり次第終了
※入場者お一人につき1部のお渡しとなります
合唱部部長の岡聡実(おかさとみ)はヤクザの成田狂児(なりたきょうじ)に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX
JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの関係には変化が・・・。聡実の運命や如何に?そして狂児は最下位を免れることができるのか?
(上映時間:107分)
2025年
4月 26日~
5月 9日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
104歳、哲代さんの ひとり暮らし
※配布は終了しました。ありがとうございました。
ご来場者様プレゼント
公開4月26日(土)からご来場のお客様に
広島の銘菓「桐葉菓(とうようか)」 をプレゼントいたします。
(先着順/なくなり次第終了)
桐葉菓(とうようか)
https://yamadaya-shop.jp/c/yamadaya/touyouka
第24回全国菓子大博覧会名誉総裁賞を受賞した広島の銘菓。
もち粉の生地で外側を包み込んでもちもちっとした食感に焼き上げました。
こし餡と粒餡の合せ餡は小豆の風味を最大限に生かしています。
提供:やまだ屋
※原材料やアレルギー表示はこちら↓をご確認ください
https://yamadaya-shop.jp/f/zairyou
広島県尾道市。自然豊かな山あいの町で100歳を超えてひとり暮らしを続けている石井哲代さん。小学校の教員として働き、退職後は民生委員として地域のために尽くしてきました。83歳で夫を見送ってからは、姪や近所の人たちと助けあい、笑いあいながら過ごしています。
いりこの味噌汁を作り、家の周りの草をとり、お茶を囲んで語り合う。時には体調を崩して病院にお世話になることもありますが、年齢を重ねてできないことが増えても、哲代さんは自分を上手に励まし、自由な心で暮らしをしなやかに変えていきます。
なんでも美味しく、誰とでも楽しく、いつだってご機嫌に。
そんな哲代さんの101歳から104歳までの日々をみつめたドキュメンタリーです。
(上映時間:94分)
2025年
4月 26日~
5月 9日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
©2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One
Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.
初日はマサラ上映
4月 26日 15:00開始
※オープニングアクト、マサラ侍さん
ヒット御礼入場者プレゼント
「九龍城砦に集え」A5 サイズポストカード
※先着順
※無くなり次第終了
世界が熱狂!香港映画史に新たな歴史を刻む話題作!
第97回アカデミー賞®
国際長編映画賞の香港代表に選出され、第77回カンヌ国際映画祭での初上映から熱狂的な拍手を浴びた本作。香港公開後も話題が広がり続け、ついには香港映画として歴代No.1の動員を達成した。
九龍城砦がスクリーンに蘇る!
舞台は伝説の「九龍城砦」——無法地帯として知られ、今は失われたその場所が、圧倒的なスケールでスクリーンに蘇る。ルイス・クー、サモ・ハンといった香港映画界のレジェンドから若手実力派までが集結し、壮絶なアクションで観客を圧倒する。そして、約10億円を投じて精密に再現された九龍城砦のセットは圧巻。息を呑むスケールと細部へのこだわりが、観る者の心を鷲掴みにする。
九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)――かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。
(上映時間:125分)
2025年
4月 19日~
5月 2日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
鹿の国
©2025 Visual Folklore Inc.
舞台挨拶
4月 29日 12:30の回上映後
ゲスト: 弘理子
監督
<特別料金>
一律1,700円(無料鑑賞なし)
※予約なし
※前売券はご使用いただけます
日本列島のヘソ、諏訪盆地に位置する日本最古の神社の一つ、諏訪大社。年間200回を超えるその祭礼は謎に満ちている。重要神事で降ろされる古い神・ミシャグジ。そして神事に欠かせないとされた鹿の生贄……。ネパールやチベットで生と死の文化を追ってきた監督・弘理子(ひろ・りこ)は、四季の祭礼を追ううち、そこにあるいのちの循環への原初の祈りに気づく。そして、長らく畏怖と謎に包まれてきた中世の「御室神事(みむろしんじ)」の再現に挑む。厳冬の3カ月間、神域の穴倉に籠められた生き神・少年大祝(おおほうり)の前で繰り広げられた芸能とは?そして春4月、化粧を施されて出現する大祝に捧げられた75頭の鹿の首の意味とは?冬から春へ、死から再生へ。美しい四季とともに3年をかけて描き出された、現代社会を生きる私たちが忘れかけていた原初の祈りの姿。
数々の映像民俗学作品を手がけてきた北村皆雄が、プロデューサーを務める。語りは、声優の能登麻美子といとうせいこう。音楽を、国内外のアーティストから高く評価されている音楽家の原摩利彦が担う。
はるか昔、大地が引き裂かれることで誕生した巨大なくぼ地、諏訪盆地。
ここでは古来、鹿を贄とする祭礼が行われてきた。
それを伝えてきたのは全国に1万社ある諏訪神社の総本社、諏訪大社。
この地域の人たちにとって、鹿とはどんな存在なのか?
答えを求めて、600年前に途絶えた謎の「御室神事」を再現する。
それは凍てつく冬、3ヵ月間にわたって行われていたという。
半地下の穴蔵に籠って、鹿の贄を食し、豊穣を願う芸能を奉納していたのだ。
わずかな史料を手掛かりに、神事を司っていた生き神・大祝(おおほうり)、神の使いとされた
少年たちの存在と、正体を明らかにする。
時空を超えてよみがえったのは、穀物と動物の命を重ねる、他に類を見ないいのちへの眼差し。
春が巡り来ると、神前に75頭の鹿が捧げられた。
今でも猟師は、鹿の肉を捧げに諏訪大社にやって来る。そこで手にする一枚の札――、
仕留めた鹿を贄とし、それを人が食すことで鹿が生きる
太古の昔から諏訪の地を支配してきた自然信仰「ミシャグジ」、そして神と仏たち。
それらが盆地の中で重なり混じりあうことで形作られた独特の世界が、今もある。
(上映時間:98分)
2025年
4月 12日~
4月 25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
オークション盗まれたエゴン・シーレ
©2023-SBS PRODUCTIONS
2000年代初頭、フランス東部の工業都市ミュルーズ郊外。若い工員の家で発見されたひまわりを描いた風景画が、ナチスに略奪されたウィーン分離派の画家エゴン・シーレの作品であることが判明する――。この歴史的事実に基づき、多彩なキャラクターが織りなす知的でエスプリの効いたドラマで、美術オークションの裏側で繰り広げられる権謀術数をスリリングに描いたのが本作『オークション
~盗まれたエゴン・シーレ』だ。
監督はフランス・ヌーヴェルヴァーグの巨匠ジャック・リヴェット作品の脚本を数多く手がけたパスカル・ボニゼール。本作では美術オークション業界の内部構造や、富裕層と労働者階級の世界を見事に対峙させ、特権階級の残酷さを鮮やかに描き出す。辛辣な皮肉を交えながら、綿密な取材に基づくリアルなアート・ビジネスの世界や、オークションの緊迫感も見どころのひとつ。
1枚の絵を巡り次々と明らかになる登場人物たちの隠された秘密。
彼らが本当に手に入れたいものとはー?
パリのオークション・ハウスで働く有能な競売人(オークショニア)、アンドレ・マッソンは、エゴン・シーレと思われる絵画の鑑定依頼を受ける。シーレほどの著名な作家の絵画はここ30年程、市場に出ていない。当初は贋作と疑ったアンドレだが、念のため、元妻で相棒のベルティナと共に、絵が見つかったフランス東部の工業都市ミュルーズを訪れる。絵があるのは化学工場で夜勤労働者として働く青年マルタンが父亡き後、母親とふたりで暮らす家だった。現物を見た2人は驚き、笑い出す。それは間違いなくシーレの傑作だったのだ。思いがけなく見つかったエゴン・シーレの絵画を巡って、さまざまな思惑を秘めたドラマが動き出す…
(上映時間:91分)
2025年
4月 12日~
4月 25日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ケナは韓国が嫌いで
©2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.
ソウル郊外の小さな団地で家族と暮らす28歳の会社員ケナは、生まれ育った韓国に嫌気がさしている。片道2時間もかかる通勤に単調な仕事、労働者階級の家族や長年交際している恋人の裕福な実家との軋轢ーーーそんな日々にうんざりし、見えない将来への不安を抱いている。「自分には落ち度がないはずなのに、ここでは幸せになれない」。ケナは一念発起し、“未来ではない今この瞬間の幸せ”を求め、単身ニュージーランドへと移り住む。そこでかけがえのない友人と出会い、新しい生活を手にしたケナは自分の居場所を見つけていく。
現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを抱える女性が、海外で人生を模索する姿を描いた映画『ケナは韓国が嫌いで』。
大ベストセラー小説「82年生まれ、キム・ジヨン」と同じ出版社から「今日の若い作家」シリーズとして2015年に刊行され、同じくベストセラーとなった小説「韓国が嫌いで」を原作に、韓国の若者が直面する現実を映し出す。原作者は、元新聞記者で、社会批評からSFまで幅広い作品で知られる作家チャン・ガンミョン。国家情報院の世論操作事件を題材にした小説「コメント部隊」も映画化され、今年日本でも公開が予定されている。
監督は「第2のホン・サンス」や「韓国の是枝裕和」と称され、世界から注目を集めるチャン・ゴンジェ。奈良県を舞台にした映画『ひと夏のファンタジア』(15年/プロデュース:河瀨直美)でも知られる。この作品でも一人の女性の成長を生き生きと映し出し、日本公開時には熱狂的なファンを生んだ。映画『ケナは韓国が嫌いで』で主人公ケナを演じるのは、ポン・ジュノ監督『グエムル-漢江の怪物-』(06年)に中学生の娘役で出演し、天才子役として鮮烈な印象を残したコ・アソン。本作では韓国とニュージーランドの2か国を跨ぎ、人生に葛藤する30歳前後の女性を等身大で体現している。また、ケナと同じ時期に韓国へ留学し、かけがえのない友人となるジェイン役には、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で主人公ヨンウと共に新人弁護士として奮闘するクォン・ミヌ役を務め、一気に知名度を上げたチュ・ジョンヒョク。去年の百想芸術大賞映画部門の新人演技賞にノミネートされたほか、2025年1月にはTBSのスペシャル新春ドラマ『スロウトレイン』(脚本:野木亜希子)で、松たか子、多部未華子、松坂桃李、星野源らと共演。日本ドラマデビューを果たし、さらなる注目が期待される、いままさに旬の俳優だ。
(上映時間:107分)
2025年
4月 12日~
4月 18日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
マルホランド・ドライブ4Kレストア版
国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス
Filmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトにて、2025年1月15日、この世を去ったデヴィッド・リンチ監督の偉業に敬意を表し、デヴィッド・リンチ監督の代表作であり、最高傑作との呼び声も高い『マルホランド・ドライブ
4Kレストア版』の追悼上映が決定いたしました。
『マルホランド・ドライブ』は、<カルトの帝王>とも呼ばれる鬼才デヴィッド・リンチ監督により、2001年に製作されたミステリー映画。「4Kレストア版」はリンチ監督自身の監修により製作されたもので、昨年秋に1週間限定で行われた全国上映では、より美しくなった映像、奥行きのある音響に絶賛の声を多数いただきました。
公開から二十年以上経ってもなお、世界中の人々を魅了し続ける『マルホランド・ドライブ』。デヴィッド・リンチ監督による至極の映像世界を、ぜひ映画館のスクリーンにてお楽しみください。
(上映時間:146分)
2025年
3月 29日~
4月 11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
アプレンティスドナルド・トランプの創り方
© 2024 APPRENTICE PRODUCTIONS ONTARIO INC. / PROFILE PRODUCTIONS 2 APS /
TAILORED FILMS LTD. All Rights Reserved.
世界中で最もヤバい大統領と呼ばれたドナルド・トランプ。その発言や行動は規格外で、耳を疑うエピソードであふれている。だが、怪物は生まれた時から怪物だったわけではなかった。成功を夢見る初々しい20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚愕の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴く衝撃の問題作が誕生した。
監督は前作に続き本作もカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたアリ・アッバシ。敵にまわせば命取りになりかねない存在に覚悟を決めて向き合った。トランプを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズのセバスチャン・スタン。「本人にしか見えない」と畏怖され、早くも賞レースの筆頭にその名が挙がる。トランプの師となる弁護士ロイ・コーンには、2024年のトニー賞で主演男優賞に輝いたジェレミー・ストロング。
ドナルド・トランプが全米公開を阻止しようとするほど封印したかった過去が今、解禁される!
20代のドナルド・トランプは危機に瀕していた。不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ、破産寸前まで追い込まれていたのだ。そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き辣腕弁護士ロイ・コーンと出会う。大統領を含む大物顧客を抱え、勝つためには人の道に外れた手段を平気で選ぶ冷酷な男だ。そんなコーンが“ナイーブなお坊ちゃん”だったトランプを気に入り、〈勝つための3つのルール〉を伝授し洗練された人物へと仕立てあげる。やがてトランプは数々の大事業を成功させ、コーンさえ思いもよらない怪物へと変貌していく……。
(上映時間:123分)
2025年
3月 29日~
4月 11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
侍タイムスリッパー
©2024未来映画社
8月17日(土)にインディーズ映画の聖地である池袋シネマ・ロサ1館で封切られ、初日からSNSで絶賛クチコミの嵐となっている本作が、満を持して全国拡大上映決定!
本作は、武士が落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップし、「斬られ役」として生きていく姿を描いたコメディ作品。米農家でもあり、本作を手掛けた安田淳一監督は「『カメラを止めるな!』を目指して作った」と語っており、自主制作映画でありながらも、時代劇の本場・東映京都撮影所の協力を得て撮影された時代劇となっている。さらに、劇場では不特定多数の人々が暗闇のなかで笑い声をあげながら時間を共有し、エンドロールでは作品へのリスペクトと感謝を込めた拍手に包まれる一体感。本来あってほしい映画の姿が『侍タイムスリッパー』にはあり、老若男女を問わずに支持されている大きな理由となっている。まさに6年前を彷彿とさせ、「100年に一度の奇跡」と言われたあのブームの再来である!その希望となるべく、9月13日(金)以降、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ
日比谷をはじめとする全国50館以上の映画館にて全国拡大上映が決定。さらに今後も続々と上映館が決定している。『侍タイムスリッパー』が日本中に旋風を巻き起こす!!!
(上映時間:131分)
2025年
3月 29日~
4月 11日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
取り残された人々日本におけるシングルマザーの苦境
ライブ音声ガイド付き上映
4月 11日 10:30の回
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
「取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境」について
本作品は映画監督ライオーン・マカヴォイと、プロデューサーの及川あゆ里、F.J.フォックス、ショーン・ジョーンズのチームによる、ドキュメンタリー作品です。
シングルマザーの苦境や日本における子どもの貧困問題について、素直に疑問として映像化したことで世界各国の映画祭で数々の賞を受賞。多くの映画祭で注目を集めたこの作品は、日本に22年在住するオーストラリア出身の男性監督ライオーン・マカヴォイが「日本の隠された真実」を描いた78分の長編ドキュメンタリー作品となる。
世界第4位の経済大国日本の中で起きている現実を、日本の社会、文化、歴史を様々な角度から深く掘り下げ、日本の隠された現実を外国人が感じる素直な「違和感」として映画化した作品となる。
先進国でありながら、日本の子どもの7人に1人、つまり日本の子ども全体の13.5%が貧困状態にある。しかしながら、「あなたの身の回りに貧困に苦しむシングルマザーがいますか?」この問いかけに、ほとんどの国民が「知りません。実際にはそれほど困っている人は少ないと思います。」と回答する。これこそが、隠された貧困なのである。
戦後、短期間で経済の急成長を遂げ豊かになった日本だからこそ起きてしまった「隠された貧困」。これをテーマに今まで描かれたことのなかったシングルマザーの苦悩を色々な角度から取材し、不平等な社会的背景の原因を紐解いてゆく。
「かわいそう」と同情してもらうために作られた作品ではなく、真実を正確に知ってもらうことを目的としている。今後どのように変わることができるのか、あなたの心に訴えかけ、世界に現状を伝えることで国家のあり方や社会的な支援のあり方、教育そのものを見つめ直す切っ掛けになることを願っている。
誰もが直面するかもしれない現実であり、現代、次世代を担う女性たちが「母として人として幸福に生きる」ことを学ぶ教材としても、多くの大学などから上映と講演の依頼が来るほど注目を集めている作品となった。
(上映時間:78分)
2025年
3月 15日~
3月 28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
いもうとの時間
©東海テレビ放送
1961年、三重と奈良にまたがる集落・葛尾で凄惨な事件が起こった。村の懇親会で振舞われたぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡。世にいう名張毒ぶどう酒事件である。犯人と目されたのは、奥西勝(当時35歳)。客観的証拠はなく、あるのは自白調書のみ。一審判決では無罪を勝ち取ったが、二審では一転して死刑判決が言い渡される。以降、無実を訴え続けるも、奥西は89歳で獄中死した。再審請求を引き継いだのは妹の岡美代子。弁護団を結成し、新証拠を出し続けるが、再審の扉は開かない。遂に10度目の再審請求も幕を閉じ、棄却され続けた月日はなんと半世紀。再審請求は配偶者、直系の親族及び兄弟姉妹しかできない。美代子は現在94歳。美代子がいなくなれば、事件は闇の彼方に消える。残された時間はそう長くはない。それでも兄の無罪を信じ、長生きを誓う。あまりにも長く辛い「いもうとの時間」は果たしていつまで続くのか。
1977年より名張事件を取材開始した東海テレビは、テレビだけでなく映画作品としても本事件を多く題材にしてきた。本作は、『約束~名張毒ぶどう酒事件
死刑囚の生涯~』(13)、『ふたりの死刑囚』(16)、『眠る村』(19)に続く4作目となる。事件発生以来、東海テレビが撮り続けてきた映像が惜しみなく使われている本作は、冤罪の理不尽さ、それによる当人や周りの人間の長きに渡る苦悩を炙り出す。
同じく冤罪事件としては、1966年に発生した通称、袴田事件がある。2024年9月26日に再審の判決が出たばかり。判決後の袴田巌(87歳)の姿も映画に挿入されているのも見逃せない。
そして、今作は名物プロデューサー阿武野勝彦の東海テレビ最後の作品となった。様々な話題作を手掛けた阿武野が、自らの退職前の最後の題材に選んだのが名張事件だった。『人生フルーツ』『ヤクザと憲法』『さよならテレビ』を生んだ東海テレビドキュメンタリー劇場の第16弾。取材を引き継いできたディレクターたちの思いを結集させ、裁判の非道ぶりを叫ぶ。
2024年2月に東海テレビローカルで放送された番組を追加取材・再編集した劇場版。
(上映時間:89分)
2025年
3月 15日~
3月 28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ノー・アザー・ランド故郷は他にない
©2024 ANTIPODE FILMS. YABAYAY MEDIA
イスラエル軍による破壊行為と占領が今まさに進行している、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区<マサーフェル・ヤッタ>。
本作は、この現状をカメラに収め世界に発信することで占領を終結させ故郷の村を守ろうとするパレスチナ人青年バーセル・アドラーと、彼に協力しようとその地にやってきたイスラエル人青年ユヴァル・アブラハームの2人による決死の活動を、2023年10月までの4年間に渡り記録したドキュメンタリーだ。
監督は、彼ら自身を含むパレスチナ人2人・イスラエル人2人による若き映像作家兼活動家の4人。「イスラエル人とパレスチナ人が、抑圧する側とされる側ではなく、本当の平等の中で生きる道を問いかけたい」という彼らの強い意志のもと危険を顧みず製作された。スマートフォンや手持ちカメラを使用した、そこで暮らす当事者だからこそ捉えることのできた至近距離からの緊迫の映像で、住民たちが家や小学校、ライフラインを目の前で破壊され強制的に追放されていく、あまりに不条理なパレスチナの現実をあぶりだしていく。
しかし、本作が映し出すのはその惨状だけではない。バーセルとユヴァルという同じ年齢の青年2人が、共に過ごし対話を重ねることで、政治的背景や立場を越えて“命がけの友情”が生まれる奇跡的な瞬間だ。彼らの姿は、「どうしたら人は分かり合えるのか?」という問いへの一筋の希望を、私たちに与えてくれるに違いない。
今年2月のベルリン国際映画祭では最も大きな盛り上がりを見せた1作となり、上映後に観客席から割れんばかりの拍手が沸き起こるとともに、パレスチナへの連帯を示す声が瞬く間に重なっていき大合唱へと発展した。
見事に最優秀ドキュメンタリー賞&観客賞をW受賞し、バーセルとユヴァルが揃って登壇した受賞スピーチは同映画祭のハイライトとして大きな話題を集めるも、イスラエル擁護の姿勢を示すベルリン市長などからの激しい非難にさらされた。今なお世界中で大きな論争が続いているが、監督たちは精力的に活動を続けている。
(上映時間:95分)
2025年
3月 15日~
3月 28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
レッド・サン4Kデジタルリマスター版
© 1971 STUDIOCANAL - Oceania Produzioni Internazionali Cinematografiche
S.R.L. -
ライブ音声ガイド付き上映
3月 24日 10:30の回
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
映画創成期以来、脈々と続いてきた長い西部劇の歴史の中で、いきなり大型ハリケーン級の爆風を巻き起こしたのが、この『レッド・サン
4Kデジタルリマスター版』だ。ウェスタンにサムライを登場させるという奇抜な企画を、初代「007」シリーズの名匠テレンス・ヤングがメガホンをとり、日本映画界のレジェンド三船敏郎、アメリカン・アクションの第一人者チャールズ・ブロンソン、稀代の美貌をほこるフランス一の名優アラン・ドロンという史上最強の三大スターが豪華共演して実現させた本作。どこまでも広がる荒野、男たちの闘いと奇妙な友情、並んで大地を駆け巡る侍とカウボーイ、そしてなによりも美しき悪役ドロン、豪快で快活なブロンソン、武士道精神を体現する三船それぞれの勇姿。撮影は『美女と野獣』『ローマの休日』『ベルリン・天使の詩』のアンリ・アルカン、音楽は『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』をはじめとする名作曲家モーリス・ジャールが担当するなどスタッフも多彩な才能が結集、公開から50年以上経った現在も世界中の映画ファンの心を掴み続けている。アクション、ユーモア、スリル、サスペンスとエンターテイメントの醍醐味をすべて詰め込んだ規格外の大作が、元気のない日本を熱く燃えたぎらせる!
時は1870年。日米修好の任務を帯びた日本の大使一行を乗せた特別列車が、アメリカ西部の大平原を横切っていた。その列車には金貨が積み込まれており、強盗団のリンクと相棒のゴーシュは隙をついて強奪。以前からボスの地位を狙っていたゴーシュはリンクを裏切り、大使一行の宝刀まで盗んだあげく列車もろとも爆破を計った。武士の黒田重兵衛は宝刀の奪還まで7日間の猶予を与えられ、かろうじて助かったリンクを案内役にゴーシュを追跡するのだが…。
(上映時間:116分)
2025年
3月 1日~
3月 14日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
Brotherブラザー富都(プドゥ)のふたり
©2023 COPYRIGHT. ALL RIGHTS RESERVED BY MORE ENTERTAINMENT SDN BHD /
ReallyLikeFilms
イタリアのウディーネ・ファーイースト映画祭でマレーシア映画として初の最高賞含む、3部門を受賞。その後もアメリカ、スイス、中国、香港、台湾、フィリピン、そして日本と、全世界16の映画祭で19の賞を獲得。さらに台湾とマレーシアでは劇場公開されると100万人を動員するビッグヒットを記録し、マレーシア映画史上、最も国際的に成功した作品となった。この勢いに乗って、来年開催される米アカデミー賞の国際長編映画賞に、マレーシア代表としてエントリーされることも決定した。
ろう者の兄アバンを演じたのは、台湾の人気俳優ウー・カンレン。彼がクライマックスで演じる声にならない魂の叫びは、観客の感情を大きく揺さぶるに違いない。その演技は高く評価され、台湾のアカデミー賞(金馬奨)で最優秀主演男優賞を獲得したのをはじめ、各映画祭・映画賞の演技賞を独占している。9月には中国の大手エージェントとの契約も発表され、今後の活躍が大いに期待されている。
無鉄砲な弟アディを演じた、マレーシアのスター俳優ジャック・タンは、社会から疎外された若者の行き場のない怒りと悲しみを等身大で演じ、彼もまた多くの助演男優賞をその手中に収めている。監督のジン・オングとは、彼のプロデュース作品の常連的存在で、公私にわたる親友関係でも知られている。また劇中歌として使用されているテレサ・テンの名曲『千言萬語』を歌っているのは、タンの妻で歌手・女優・ラジオDJのユン・メイシン。
アバンとアディの育ての親として、二人を子供の頃からさまざまな形で支えてきたトランスジェンダーのマニーを演じたタン・キムワン、社会の底辺に生きる人々に寄り添い、献身的なサポートに尽力するジアエンを演じたセレーン・リム、アバンに報われることのない思慕を寄せるミャンマー人シャオスーを演じたエイプリル・チャンなど、アバンとアディを支える俳優たちの抑制の効いた演技も、決して忘れることはできない。
マレーシア・クアラルンプールの富都(プドゥ)地区にある荒廃したスラム街。この地域には不法滞在者2世とも言える、様々な国籍・背景を持つ貧困層の人々が多く暮らしている。その場所で、身分証明書(ID)を与えられず、兄弟として成長してきた兄のアバンと弟のアディ。アバンはろう者というハンディを抱えながらも、市場の日雇いで堅実に生計を立てている。一方アディは、簡単に現金が手に入る裏社会と繋がっていて、彼の行動は常に危険を孕んでいる。そんなある日、アディの実父の所在が判明し、ID発行の可能性が出てきた。しかしある事件が二人の未来に重く暗い影をもたらす。
(上映時間:115分)
2025年
3月 1日~
3月 14日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
TATAMI
© 2023 Judo Production LLC. All Rights Reserved
2月28日公開『TATAMI』本編には、一部、光に対して敏感なお客様が
ご覧になられた場合、光過敏性発作やてんかんの症状など、光感受性
反応による諸症状を引き起こす可能性のあるシーン(光の点滅が続く
シーン等)が含まれております。光に対する感受性は個々のお客様に
よって異なりますので、ご鑑賞いただく際には予めご注意ください。
光刺激に敏感なお客様は、ご鑑賞に際して、注意深くご判断いただく
ようお願いいたします。 株式会社ミモザフィルムズ
ジョージアの首都トビリシで開催中の女子世界柔道選手権。イラン代表のレイラ・ホセイニとコーチのマルヤム・ガンバリは、順調に勝ち進んでいくが、金メダルを目前に、政府から敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるため棄権を命じられる。自分自身と人質に取られた家族にも危険が及ぶ中、怪我を装ってイラン政府に従うか、それとも自由と尊厳のために戦い続けるか。人生最大の決断を迫られる……。
『SKIN/スキン』(18)で第91回アカデミー賞短編映画賞を受賞し、A24配給の長編版も発表したイスラエル出身のガイ・ナッティヴと、『聖地には蜘蛛が巣を張る』(22/アリ・アッバシ監督)で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミールが共同で監督した本作『TATAMI』は、実話をベースにした社会派ドラマ。スポーツ界への政治介入や中東の複雑な情勢、イラン社会における女性への抑圧を背景に、アスリートたちの不屈の“戦い”を臨場感溢れる映像で描き出す。第36回(2023年)東京国際映画祭では、審査委員特別賞と最優秀女優賞の2冠を達成し、観客を興奮の渦に巻き込んだ注目作。
ジョージアの首都トビリシで開催中の女子世界柔道選手権。イラン代表のレイラ・ホセイニとコーチのマルヤム・ガンバリは、順調に勝ち進んでいくが、金メダルを目前に、政府から敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるため棄権を命じられる。自分自身と人質に取られた家族にも危険が及ぶ中、怪我を装ってイラン政府に従うか、それとも自由と尊厳のために戦い続けるか。人生最大の決断を迫られる……。
(上映時間:103分)
2025年
3月 1日~
3月 14日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
2040地球再生のビジョン
© 2019 ALL TERRITORIES OF THE WORLD © 2019 GoodThing Productions Pty Ltd,
Regen Pictures Pty Ltd
4歳の娘を持つオーストラリアの映画監督デイモン・ガモーは、娘たちの世代には希望を持てる未来に生きてほしいと願っている。悪化する地球環境を懸念する中で、もし地球環境を再生できるようなアイデアや解決策が今後急速に世界中に広がったら、娘が大人になる2040年にはどんな未来が訪れるだろう?と、現実的な解決策の実行者や専門家に会うため欧州各国やアジア、アフリカ、米国と世界11ヶ国を巡る旅に出る。その中で取り組むべき問題の数と同じくらい、すでに実践可能な解決策が沢山あることを知る。また、各地で約100人の子どもたちに理想の未来についてインタビューし、彼らの“希望”に刺激を受ける。
バングラデシュでは自家用の太陽光発電システムをつなぎ電気を取り引きし、シェアするマイクログリットの実践と恩恵を目にし、経済学者ケイト・ラワースには経済成長に依らず持続可能な社会を目指す理想的な経済モデル「ドーナツ経済学」について、オーストラリアでは土壌を修復し自然環境の回復に繋げるリジェネラティブ(再生型)農業について学ぶ。栄養価の高い食物であり、魚の棲みかでもある海藻で海洋環境を改善させる海洋パーマカルチャーに希望を見出し、言語学者でローカリゼーション運動のパイオニアであるヘレナ・ノーバーグ=ホッジの「マスコミの報道でなく現実に目を向ければ、いたるところに驚異的な希望の光が見えるはず」という言葉に勇気づけられる。2040年までに今ある解決策を拡大することで、私たちの生活と地球にどのようなプラスの影響を与えることができるだろうか。CGやポップな映像を交え、未来の世代のためにどのように地球を再生させることができるか、ワクワクするような未来予想図を描く。
(上映時間:92分)
2025年
2月 22日~
2月 28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
JAWAN/ジャワーン
初日はマサラ上映
2月 22日 15:30開始
※マサラ侍さんによるダンスパフォーマンスあり
初日世界興収は驚異の22億円を突破、最終興収200億円をたたき出しインド映画世界歴代5位を記録!!2023年インドNo.1ヒット作『JAWAN/ジャワーン』がいよいよ日本上陸!!!
“キング・オブ・ボリウッド“シャー・ルク・カーンが、タミル語映画界の若手ヒットメーカーと初のタッグを組んだ話題作は、坊主頭のシャー・ルク・カーンのビジュアルにインド中が度肝を抜かれ、熱い視線が注がれた!公開されるやいなや、シャー・ルク・カーンの多彩な変装や、ディーピカー・パードゥコーンの意外な登場、そしてタミル語映画界の”レディ・スーパースター“ナヤンターラのアクションと優美さで、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。さらにボリウッド映画ながら、タミル語映画界のスタッフが集結!ボリウッドとコリウッドの夢の完全タッグが実現し、新たなるインド映画が誕生した!
包帯だらけの謎の男(シャー・ルク・カーン)と怪しい6人の女性たち。
彼らは地下鉄をジャックし乗客を人質にとり、政府に対し4千億ルピーを要求する。
実は、謎の男はこの列車に乗っている武器商人カリ(ヴィジャイ・セードゥパティ)の娘を使って、カリから身代金を強奪することが目的だったのだ。
警察は身代金が振り込まれた口座を凍結しようとしたが、すでにその金は70万人の貧しい人々へ配られていた。
混乱に乗じて逃げる謎の男と女性たちが向かったのはなぜか女子刑務所だった。
彼らは悪なのか、それとも正義なのか?
果たして、彼らの真の目的は一体!?
(上映時間:171分)
2025年
2月 15日~
2月 28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
デリカテッセン 4Kレストア版
©1991 STUDIOCANAL
肉踊る世紀末の巴里が鮮やかに蘇る――
『アメリ』(2001)のジャン=ピエール・ジュネが盟友マルク・キャロと共同監督し、1991年に発表した長編デビュー作。ユニークで才気溢れる映像世界が熱狂的ファンを生み、国内外で大ヒットを記録した。セザール賞で脚本賞、新人監督作品賞、編集賞、美術賞の4部門を受賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞、男優賞ほか受賞、日本でも東京国際映画祭ヤングシネマ・コンペティション金賞を受賞した。ジャン=ピエール・ジュネ監修により修復された4Kレストア版。風刺的で禍々しい物語とレトロフューチャーな美学。CG以前のハンドメイドな工芸で包み込んだ美しく愛らしい名作!
核戦争により荒廃した近未来のパリ。ある精肉店にやってきた元ピエロのルイゾンは、アパートも兼ねるこの建物のなんでも屋として雇われ、住み込みで働き始める。だが、この店の主人には彼のような流れ者を殺しては肉にして売っているという恐ろしい秘密があった。主人の娘ジュリーは、心優しいルイゾンに好意を抱き、父の魔の手から彼を救おうとするのだが……。
(上映時間:100分)
2025年
2月 15日~
2月 28日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
本日公休
© 2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved
台中にある昔ながらの理髪店。女手ひとつで育て上げた3人の子供たちも既に独立し、店主のアールイさんは今日も一人店に立ち、常連客を相手にハサミの音を響かせます。ある日、離れた町から通ってくれていた常連客の“先生”が病の床に伏したことを知ったアールイさんは、店に「本日公休」の札を掲げて、最後の散髪のためにその町に向かうのですが……。
台湾の俊英フー・ティエンユー監督が、自身の母親をモデルに書き上げたシナリオを元に、台中にある実家の理髪店で撮影を敢行、3年の月日をかけて完成させました。全編を通じて柔らかなノスタルジーを感じさせながらも、家族間に波立つ感情や、“老い”を受け入ていく心情、新たな希望を見出す道程を、リアルで現代的な視点を交えながら繊細に描き出します。プロデュースは、エドワード・ヤン監督『ヤンヤン
夏の想い出』(00)への主演や、ホウ・シャオシェン監督『悲情城市』(89)、『恋恋風塵』(87)の共同脚本で知られる台湾ニューシネマの重鎮ウー・ニェンチェンが担当。
主人公のアールイ役には、1999年以来、映画の出演から遠ざかっていた『客途秋恨』(アン・ホイ監督/90)の名優ルー・シャオフェンが24年ぶりに銀幕に主演復帰。「こんな脚本をずっと待っていた」と出演を即決したシャオフェンは、約4か月間ヘアカットの猛特訓を積んで撮影に臨みました。本物の理髪師さながらのハサミ捌きと、ブランクを感じさせない演技で、台北電影奨主演女優賞、大阪アジアン映画祭
薬師真珠賞(俳優賞)を受賞。また、アールイに反発的な次女リンを演じたファン・ジーヨウが台湾金馬奨 助演女優賞を、次女の元夫で心優しいチュアンを演じたフー・モンボー(『返校 言葉が消えた日』19)が台北電影奨
助演男優賞を受賞しました。『藍色夏恋』(02)のチェン・ボーリン、『僕と幽霊が家族になった件』(22)のリン・ボーホンが、特別出演しているのも見逃せません。
(上映時間:106分)
2025年
2月 8日~
2月 21日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ぼくとパパ、約束の週末
©2023 WIEDEMANN & BERG FILM GMBH / SEVENPICTURES FILM GMBH
ライブ音声ガイド付き上映
2月 20日(木) 10:30の回
ガイド: 檀 鼓太郎さん(バリアフリー活弁士)
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
ドイツ中の全56のサッカーチームを親子二人で見て、"推しチーム"を決める!
仕事の合間を縫って、自閉症の息子ジェイソンと週末ごとに旅をする父親ミルコ。
この二人の実話が映画化されるとドイツでは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』や『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』を押さえ、大ヒット!!
メガホンを取るのは、第55回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『白バラの祈り
ゾフィー・ショル、最期の日々』(05)、『5パーセントの奇跡〜嘘から始まる素敵な人生〜』(17)のドイツの名匠、マルク・ローテムント監督。
父親ミルコ役に実力派俳優フロリアン・ダーヴィト・フィッツ(『100日間のシンプルライフ』)、難しいジェイソン役を見事演じ切ったセシリオ・アンドレセン、二人の旅を優しく見守る妻役にアイリン・テゼルらが脇を固める。
特別な感性を持つジェイソンは、幼い頃から自閉症と診断されていた。生活に独自のルーティンとルールがあり、それらが守られないとパニックを起こしてしまう。
ある日、クラスメイトから好きなサッカーチームを聞かれたのに答えることができなかったジェイソンは、
56チームぜんぶを自分の目で見て好きなチームを決めたいと家族の前で言い出す。
こうして、ドイツ中のスタジアムを巡る約束をしたパパとの週末の週末の旅が始まった。
強いこだわりを持つジェイソンは、果たして推しチームを見つけることが出来るのか?
(上映時間:109分)
2025年
2月 1日~
2月 14日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ねこしま
保護猫譲渡会
2月 8日 14:50の回 上映後 16:10から17:40まで
主催: 保護猫カフェねこかつ
さん
地元のカリスマ的な給餌者や巨大な「猫像」を制作するアーティスト、自身のボランティア活動をSNSで積極的にアピールする10代の少年や、NGOスタッフへのインタビューが語るのは、「敬意を払ってくれ、自由な姿を見せてくれる」「愛を教えてくれる」マルタの猫たちの抗い難い魅力。彼らと猫たちを結んだ縁や、自然に寄り添うようになっていく過程には、マルタならではの風景と、猫好きには覚えのある情景がともに存在し、驚きと共感を呼ぶだろう。
野良猫たちと人間が共存する「奇跡の島」と呼ばれるマルタ共和国。そこには猫たちと、彼らに心を奪われた住民たちの姿があった。“猫の村”存続をかけて開発業者と戦うローザ、巨大な猫像の制作をライフワークにするマシュー、猫に魅了されマルタに移住した女優ポリー、猫の保護活動に奮闘する少年アイザック・・・。個性あふれる愛すべき猫たちと、彼らと共に人生を慈しむ人々の姿から、現在のマルタの「猫文化」が明らかになる。
(上映時間:71分)
2025年
2月 1日~
2月 14日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
画家と泥棒
ノルウェーで実際にあった絵画の盗難事件を題材に、被害にあった画家と絵を盗んだ犯人の事件後の意外な交流を追ったドキュメンタリー。
2015年、ノルウェーの首都オスロにあるギャラリーで2点の絵画が盗難される事件が起こる。盗まれた絵画を描いた画家は犯人を突き止めるが、犯人は「覚えてない」の一点張りだった。やがて画家は、犯人に「あなたをモデルに絵を描かせてほしい」と突然の提案をする。そのことから、画家と犯人の思いもよらない関係が始まっていく。
監督は、チェスの世界王者マグヌス・カールセンに迫った「Magunus(マグヌス)」を手がけ、今作が長編2作目となるノルウェーのドキュメンタリー映画監督ベンジャミン・リー。「バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」でアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞したモーガン・ネビルが製作総指揮に名を連ねる。
(上映時間:106分)
2025年
2月 1日~
2月 7日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
籠の中の乙女4Kレストア版
©XXIV All rights reserved
『哀れなるものたち』(23)につながる監督の原点がここにある。
アカデミー賞(R)外国語映画賞ノミネート、カンヌ「ある視点」部門でグランプリを受賞
ランティモス作品を貫くテーマを鮮烈に宿した長編3作目にして、その名を知らしめた出世作。
2009年、巨匠ヨルゴス・ランティモス監督の軌跡はこの作品から始まった。世界中を驚愕させたヨルゴス・ランティモス監督のカンヌデビュー作が4Kレストア版として復活。本作で確立された唯一無二の奇妙で異常な描写は、監督のその後の作品にもそこここに表出し、傑作揃いのフィルモグラフィーを発表し続けてきた。その原点ともいうべき作品が『籠の中の乙女』である。やっと時代のほうがランティモスに追いついて来た!
支配と服従、自我の目覚め。
ギリシャのとある家。ごく普通に見えるこの家には秘密があった。両親が子どもたちを「家の中」だけで育ててきたのだ。邸宅の四方に高い塀をめぐらせ、外の世界がいかに恐ろしいかを信じ込ませるために作られた奇妙で厳格なルールの数々。だが、青年期に達した子どもたちは、親たちの想像を超えた行動を取り始める。
(上映時間:96分)
2025年
1月 18日~
1月 31日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
アット・ザ・ベンチ
©2024 Yoshiyuki Okuyama/Spoon Inc, All Rights Reserved.
川沿いの芝生の真ん中に一つのベンチが佇んでいる。ある日の夕方、そのベンチには久しぶりに再会する幼馴染の男女が座っている。彼らは小さなベンチで、どこかもどかしいけれど、愛おしくて優しい言葉を交わしていく。
この場所には他にも様々な人々がやってくる。別れ話をするカップルとそこに割り込むおじさん、家出をした姉とそんな姉を探しにやってきた妹、ベンチの撤去を計画する役所の職員たち。
一つのベンチを舞台に、今日を生きる人々のちょっとした日常を切り取るオムニバス長編作品。
(上映時間:86分)
2025年
1月 18日~
1月 31日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
どうすればよかったか?
©2024動画工房ぞうしま
トークイベント決定
1月 31日 12:20の回上映後
登壇: 渋谷哲也
氏(日本大学教授)、 飯島千鶴
(川越スカラ座番組編成)
※イベントは30分間
※チケット料金は一律1,600円
面倒見がよく、絵がうまくて優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医師を志し、医学部に進学した彼女がある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明(監督)は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。
このままでは何も残らない——姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省ごとに家族の姿を記録しはじめる。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになり……。
20年にわたってカメラを通して家族との対話を重ね、社会から隔たれた家の中と姉の姿を記録した本作。“どうすればよかったか?” 正解のない問いはスクリーンを越え、私たちの奥底に容赦なく響きつづける。
(上映時間:101分)
2025年
1月 18日~
1月 31日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
ゴンドラ
©VEIT HELMER-FILMPRODUKTION,BERLIN AND NATURA FILM,TBILISI
ライブ音声ガイド付き上映
1月 30日(木) 10:30の回
ガイド: 声なびシネマわかばさん
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
イヴァはゴンドラ(ロープウェイ)の乗務員として働き始める。もう1台のゴンドラの乗務員はニノ。駅長は威張り屋のおじさんで、その態度ときたら腹が立つことばかり。だけど2人は負けてはいない。すれ違うゴンドラで2人が交わし合う奇想天外なやりとりの楽しさ。やがてそれは地上の住民も巻き込んでいく・・・。2つのゴンドラは行ったり来たり、世界のどこかに行けるわけではないけれど。想像力があればどこへでも行ける!ゴンドラは自由と幸福を乗せていくのだ!
わずか85分で観客に映画の魔法をかける本作。監督は『ツバルTUVALU』、『ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を』で知られる〈セリフなし映画〉の名匠ファイト・ヘルマー。日本公開作は多くないが、その唯一無二の世界観にファンが多い。「セリフがないから生まれる映画的瞬間を見てほしい」(監督)。まさにその言葉通り。
ゴンドラは、ジョージア(旧グルジア)南部、小コーカサス山脈の西にあるフロという小さな村に実在する「ジョージアで最も長い距離をつなぐゴンドラ」が使われている。ソ連時代に作られた古いゴンドラで、現在は観光客も訪れる。レトロで可愛くて、なんと映画の中では“衣替え”までする映画の主役である。
(上映時間:85分)
2025年
1月 2日~
1月 17日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
バグダッド・カフェ4Kレストア
© 1987 / Pelemele Film GmbH - Pro-ject Filmproduktion im Filmverlag der
Autoren GmbH & Co. Produktions-Kommanditgesellschaft München - Bayrischer Rundfunk/BR - hr Hessischer
Rundfunk
※配布は終了しました。ありがとうございました。
ご来場者さまプレゼント
2025年も「あの場所で、また会おう」
ミニカレンダープレゼント
※先着順
※無くなり次第終了
1989年に日本公開され、ミニシアターブームの象徴となった珠玉の名作『バグダッド・カフェ』。多くの人が「好きな映画」として挙げ、リバイバルのたびに熱心なファンを生んでいる本作が、今年3月に亡くなったパーシー・アドロン監督監修のもと4K修復され、日本のスクリーンに戻ってくる。
アメリカ西部、モハヴェ砂漠にたたずむ寂れたモーテル「バグダッド・カフェ」に現れたのは、場違いな風貌のドイツ人旅行者ジャスミン。
オーナーのブレンダは家庭も仕事もうまくいかずいつも不機嫌。持ち物は全て男物、勝手に掃除を始め店を手伝おうとする得体の知れぬ訪問者ジャスミンに対して怪訝な態度をみせるが、朗らかなジャスミンは周囲の人々を巻き込み、店は活気付いていく。次第にブレンとジャスミンの心は近づいていき、かけがえのない友情で結ばれていく……カフェに集うのは、近くのトレーラーハウスに住む老画家ルディ、アンニュイなタトゥーイストのデビー、モーテルの隣にテントを張って住み着いているエリックなど個性的な面々。訪れるのも立ち去るのも自由、誰をも受け入れる場所、それが「バグダッド・カフェ」。
(上映時間:108分)
2025年
1月 2日~
1月 17日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
侍タイムスリッパ―
©2024未来映画社
※配布は終了しました。ありがとうございました。
“お年玉付”入場者プレゼント配布決定!
“侍タイ版” お年玉くじ付きポストカード
配布日程:2025年1月2日(木)~1月3日(金)
※無くなり次第終了
詳細はこちら(侍タイムスリッパー公式ニュース) を御覧ください
ライブ音声ガイド付き上映
1月 12日(日) 12:20の回
ガイド: 檀 鼓太郎さん(バリアフリー活弁士)
※音声ガイドご利用の方は、FMラジオとイヤホンをお持ちください。
※ガイド不要な方も、通常と同じくご覧いただけます。
※盲導犬のご入場もできます。
8月17日(土)にインディーズ映画の聖地である池袋シネマ・ロサ1館で封切られ、初日からSNSで絶賛クチコミの嵐となっている本作が、満を持して全国拡大上映決定!
本作は、武士が落雷によって現代の時代劇撮影所にタイムスリップし、「斬られ役」として生きていく姿を描いたコメディ作品。米農家でもあり、本作を手掛けた安田淳一監督は「『カメラを止めるな!』を目指して作った」と語っており、自主制作映画でありながらも、時代劇の本場・東映京都撮影所の協力を得て撮影された時代劇となっている。さらに、劇場では不特定多数の人々が暗闇のなかで笑い声をあげながら時間を共有し、エンドロールでは作品へのリスペクトと感謝を込めた拍手に包まれる一体感。本来あってほしい映画の姿が『侍タイムスリッパー』にはあり、老若男女を問わずに支持されている大きな理由となっている。まさに6年前を彷彿とさせ、「100年に一度の奇跡」と言われたあのブームの再来である!その希望となるべく、9月13日(金)以降、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ
日比谷をはじめとする全国50館以上の映画館にて全国拡大上映が決定。さらに今後も続々と上映館が決定している。『侍タイムスリッパ―』が日本中に旋風を巻き起こす!!!
(上映時間:131分)
2025年
1月 2日~
1月 17日
※火曜日、水曜日は休館(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)
キノ・ライカ 小さな町の映画館
© 43eParallele
フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが仲間たちと作った映画館「キノ・ライカ」のドキュメンタリー。
フィンランドの鉄鋼の町カルッキラに、カウリスマキと仲間たちが誕生させた町で初めての映画館キノ・ライカ。深い森と湖、そして現在は使われなくなった鋳物工場しかないこの町で、住民たちは映画館への期待に胸をふくらませ、映画について口々に話しはじめる。
カウリスマキと共同経営者の作家ミカ・ラッティが2021年に映画館をオープンさせるまでの様子やインタビューに応じる姿などをカメラに収め、カウリスマキが自ら館内の内装や看板設置などの作業に勤しむ姿も映しだす。「枯れ葉」に出演した女性デュオのマウステテュトットや「希望のかなた」に出演したヌップ・コイブ、サイモン・フセイン・アルバズーン、盟友ジム・ジャームッシュらも登場し、カウリスマキとの思い出や映画への思いを語る。
(上映時間:81分)